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理科を習う前の小学3-4年生に、あまり間近で見ることのできない海の中の暮らしを知り、興味を持ってほしい。
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科学絵本。
バイオロギングが1960年からすでに行われていたことに驚いた。もっと新しい方法かと。
・バイオロギングの歴史
水中観察管(窓の外の生きものを見るだけ)
…深度記録計→データロガー(泳ぐ速さ・深度を測る圧力センサー・体の揺れを測る加速度センサー)→+映像カメラ
・ウェッデルアザラシの研究
海に潜るのは餌をとるためだけではない
脂肪によって潜る速さ、浮上する速さが異なる
・キングペンギンの研究
ヒレを動かしていないのにスピードが加速する
・生きもの体の大きさと泳ぐ速さの関係
仮説:体の大きい方が泳ぎのスピードが速い
実際:ウェッデルアザラシより、キングペンギンの方が速い
検証:クジラや他の生きものの記録を集める
「より速く」ではなく「より楽に」移動する。
海の生きものたちは、時速4.8から8.0キロメートルの速さで泳ぐ
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アザラシはどれくらい潜るんだろう。クジラは?ペンギンは?海の動物たちにカメラや記録計をつけて調べると、意外なことがわかってきました。海の中のくらしの一端が見えてきた「バイオロギング」 美しい絵で教えてくれる楽しい本です。裏表紙のファンタジーっぽい絵も素敵です。
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ペンギン、アザラシ、クジラと大きさに関わらず、どの生き物も捕食のために潜水し浮上する速さは、時速4〜8kmの範囲に収まっているという。
捕食深度への潜水に要する酸素量と、体内に溜めておける酸素量と、捕食深度に滞在できる時間の関係から、そのくらいの速さが最も効率が良いらしいことがわかってきたという。
渡辺佑基氏の『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』 (河出ブックス)にも通ずるバイオロギングからわかってきた海の生き物のはなし。
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「海の中の謎に挑む、バイオロギング入門
南極にすむウェッデルアザラシ、亜南極のキングペンギン、小笠原のマッコウクジラ。私たち人間が直接観察することのできない深い海の中を泳ぎまわる動物たちは、どうやって生きているのか? 彼らの生活はほとんど解明されていませんでした。長らく謎につつまれてきた海の動物たちの行動を、小型のカメラや速度計、深度計を動物の背中にとりつけて調査する「バイオロギング」があきらかにします。」