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生きる義務を放棄し、自殺を繰り返す”常習指定者”たちが送られる島 - 通称”自殺島(じさつとう)”。
主人公・セイは自殺未遂の末、病院のベッドからこの島へと送り込まれた。そこに待っていたのは、セイと同じ”未遂者”たちだった。
「死ねなければ、生きるしかない。」。
いま、彼らの極限サバイバルが始まる!
(本書カバーより引用)
相方が買ってきたコミック。また、変わった設定のものを選んできたものだ。
自殺未遂常習者たちばかりが集まってきた。でも、主人公・セイは確実に死ねる方法を選んで未遂を繰り返したのではないようだ。「楽に死ねる」方法を何度も選んでは「失敗」しているらしい。
何度目かの未遂後、病院で「生きる権利を放棄するものは、生きる義務をも放棄している。それを本人が認識するならば書類にサインを・・・」と言われ、セイはこれで死ねるんだと思った。楽に、ね。
だけれど、目覚めたのは南国の日差しが強い島。そこに集まったのは、同じく生きる義務を放棄した者たち。日本国はその義務を放棄したものを守らない。そうして、島へ送っているらしい。島には水道も電気もない。サバイバル状態で生きるか、それともそれこそ本望と死を選ぶか。決めるのは自分。さあ、死のうと思った矢先、低い建物から飛び降りた人間に直面。初めて「死」の苦しみを目の当たりにして、ほとんどの「未遂者」が怯える。「死にたい」が「死ねない」に変わった瞬間だ。
ここからは個々に歩む道が分かれていく。やはり「死」を選ぶのか、とりあえず明日に向かうのか・・・。
セイは積極的に「死」も「生」も選べないまま、とりあえず明日を迎え続ける。「死ねない」が「生きたい」に変わるには何が必要なのだろうか・・・。
それはともかく、何故こんなにも「生」に背を向ける若者ばかりがいるのか。それぞれに理由があるのだろう。何に追い詰められ、何に絶望して・・・。でも、誰しも積極的に「死」を選んではいない。そして、「生」も選んでいない。
セイたちの気持ちが、今後、どのように動いていくのか、知りたい。
取り上げられたテーマは興味深い。日本の法律からも社会からも自由になった若者たち(若者しかいないという理由がわからないけれど)。生きるのも死ぬのも、誰かを殴るのも殺すのも犯すのも自由。盗みも咎められない。無法地帯。言わば弱肉強食のサバイバル。日本の社会から逃げようとし続けてきた者が強者となる場合もあるんだ。また、弱者のままのヤツもいる。死が身近に迫った世界に直面した若者たちは、どう行動するのだろう。
しかし、少し画に不満。キャラが区別しにくいな(苦笑)。
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タイトルに釣られて手にとりました。
自殺未遂の常習者達が「生きる意味を放棄した」としてヘンな島に流され、生き延びていくおはなし。ということで「自殺島」。
戦争中は自殺者が減る、と聞いたことがある。それはサバイバルでも同じこと、なのだろう。
死ねないなら、生きるしかない。生きるために戦う。生きるために殺す。
他人に認めてもらえないなら、自分で自分を認めてあげるしかない。
決してスカッとする話ではないけれど、だんだん前向きになっていく主人公の姿は見応えがある。
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現在6巻まで。
法律によって島流しになった自殺未遂者たちが、生きようとあれこれする。生活に順応する段階は終わったので、これから人間関係で波乱が起きそう。
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4巻まで読んだ。さいとうたかを著「サバイバル」リスペクトな漫画。内容自体は他のサバイバル漫画とくらべると、オリジナリティは低いかな。「ドラゴンヘッド」、「アイ・アム・ア・ヒーロー」、「漂流教室」、「漂流ネットカフェ」…サバイバル漫画は一定以上面白くなる題材。最初ほど、面白い。そしてだんだんと尻つぼみに…。そうならないよう祈る。
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①~④巻まで読了。
現代医療により、自殺が選択できるようになった設定。
病院で自殺を志願し、安らかな眠りについた…
と思ったら、島で目を覚ます。
あたりには同じように「未遂者」たちが目を覚ましていた。
「自殺志願」をした者たちが集められた自殺島。
彼らはあらゆる者と「戦う」。
食べるために自然と、秩序のない島での理不尽と、
死にたいという内から来る欲望と。
設定はどこかで聞いたことのあるものの寄せ集め。
ただ「未遂者」のやり取りはいびつながらも、鬼気迫るものを感じさせる。
「なんでお前はそんなに前向きなんだ! 未遂者だろ!」とか。
作者が本当にやりたいことは自殺うんぬんといったテーマでは
ないのかもしれない。そう思わせるのがサバイバルの描写の綿密さ。
2巻からはじまる、主人公・セイの鹿を狩る描写は、細かく分量も豊富に
描かれており、主人公自身も狩りを通じて己を変えていく。
狩りに出ることで、自分を変え、仲間を変え、敵を変え、得るものを
増やしていく。ハンティングやサバイバルを礼賛しているのが、
この作品の全体に漂う空気みたいに感じられるのだ。
4巻からは黒幕も(少し)登場。島の謎も段々と氷解してくる。
絵にクセがあって、少々読者を選ぶかもしれないが、
雄大な自然描写は一見の価値があるし、海外ドラマの「LOST」好きなら読んでおいて損はないレベルの作品。
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自殺未遂を繰り返す「常習指定者」が送り込まれる自殺島―。主人公のセイも自殺未遂を繰り返し、自殺島に送り込まれる。生きることに絶望していたはずのセイだが、その自殺島で、飛び降りの瞬間や死にきれずに苦しむ人間を見て、周囲の人間同様に自殺を思いとどまる。死なないのなら生きるしかない。彼らの島でのサバイバル共同生活が始まる。その生活の中でセイが向きあう「生」とは。
孤島ものということで、「謎」の多い展開なのかと思いましたが、テーマが「生と死」に関わるものらしく、「謎」というのはその島のことくらいでした。サバイバルものや極限の物語が好きな方におすすめ。
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まだ1巻しか読んでいませんが。
自殺未遂を繰り返す“常習指定者”が送り込まれる南の孤島。
通称・自殺島。
そこに法はなく、生きるも死ぬも殺すことさえ自由。
死を選ぶ者、生きるための方法を探す者。
サバイバルに耐えられる者は新しい生き方を見つけられるのだろうか?
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自殺常習者が島に集められてという設定だがリアル自殺世代が混じらず若手メインのためリアリティーが薄い。
2巻以降の展開に期待します。
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~3巻まで読みました。
完全に名前だけで借りたんだけど、借りてよかった~
自殺ということを経て、生きる方へ向かっていく人たちを見ると、生き物の本質は、やはり生きることなのだと強く思う。
けれど、「法」が無い世界で生きることは恐怖の連続で、今の政治や法律に不満でも、「法」があるから私たちは日々生きていけるんだなぁ・・・
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やっと最新刊が行きつけの満喫に入った。
で流し読みしたけど、今までの物語は、そんなに目新しい流れはなさそうな感じ。
これも、とりあえず既刊の1-6巻までを代表して、1巻だけ展示な感じで。
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自殺するはずだったのに、一度冷静になってしまうと死ねないというのをどっかで聞いたことがある。
死ねないなら生きるしかない、というのは真理かもしれない。
目標を持って、夢を持って、という今の世の中の流れを問う作品なのかも。
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自殺未遂をした奴らが生きるためにサバイバルをするという矛盾はまず感じる。作中の人物たちはこれを抱えながら生きていき、サバイバルを通して生きる意味を見つけていく。本末転倒な話だなと思いつつも、生きる意味とかそういう命題には引き込まれるものがある。「生きるために生きる」ってのは一つの生き方だと思うけど、それは自然の状態の話、動物の生きる意味であって、人間社会の中に戻ったらまた生きる意味がわからなくなってしまいそう。
結局、あの女の子とくっついて人間的に「守るために生きる」に変わっていくのだろうか。
こういうサバイバルものは毎回思うけど、主人公たちはサバイバル知識豊富すぎだろ。
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レンタルで1巻のみ。
見知らぬ孤島に送り込まれ、サバイバルを余儀なくされた
“自殺未遂常習者 (自殺志願者) ” たち。
死ねない・・・なら、生きるしかない!?
設定が面白そうだったので借りてみたのですが、うーん。
あまり目新しさを感じなかった。
つまらないというわけではないですが、惹かれなかったので。
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読むと、自分が同じような状況に置かれたらって思って生活を省みる。生きるために生きるって、今の環境では麻痺してる感覚。
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続刊
立ち読みで読み始めたが、すぐにこれは買うべき本だと思い立ち大人買い。
タイトルからしてホラーかパニック系のマンガかと思いきや、じわじわ深みにはまって感動する作品。
純粋に「生」を全うするだけがこんなにも過酷で美しいと思える作品に会えて良かったと思う。