投稿元:
レビューを見る
なかなか斬新な設定でおもしろかった
個性や価値観を受け止めたいとよく思うので3話目に共感出来た。難しいよな、理解するって。
投稿元:
レビューを見る
https://calil.jp/book/4087717321
単行本 集英社(2020-11-05)
投稿元:
レビューを見る
キラキラPMSの太郎にイライラしたけれど、床は離婚しないんだなと思った。私もわからないままで誰かと一緒にいられる人間になりたい。波乗りを楽しみたい。
しかし父乳を出したい男性なんているのかな。きっとどこかにはいるんだろうな。自分の思考もまだまだ偏りだらけ。
投稿元:
レビューを見る
特に『キラキラPMS(または、波乗り太郎)』の後半がとても良かった。
どの作品も全体的に、女性側に理解を示そうとする男性と独立心のある女性の夫婦の話。
ちょっと変わったお話に感じるが、これぞジェンダー小説という満足感もあった。
どの作品の女性も忍耐力と包容力があるように思えたのは気のせいだろうか、それともリアルの女性たちが男性を見限るのが早いのだろうか。
とてもオススメの小説集です。
投稿元:
レビューを見る
父乳、筋肉ロボ、波乗りPMS、顔認証…現実のもう少し先で何が起こるかを描く四つの短編。
通じているのかいないのか分からない会話をする夫婦の様子はかなり現在。ジェンダーにまつわる理解で物語が進む部分はSFでもあり、願いでもある。
ジェンダーについて理解を求めようとする会話は、説明っぽさが出てしまうけど、この小説に出てくる人たちは、相手に説明をする必要が生じる場面が多くて、そうそう…そういう話になるなあと頷く。
投稿元:
レビューを見る
「父乳の夢」
読みながら父親の女への恨みと嫉みにイライラしたけど全部を乗り越えていくラストに胸打たれた
親になるということは産むことでも授乳することでもなくて日々悩んでいくことだ、ってそんなシンプルな答えがわからないからいろんなところでみんなが苦しんでいるのかもしれない
世界が子どもを応援していて世界で子どもを育てていけるような社会になれば良いと思う
「真顔と筋肉ロボット」
ネットで車椅子の人の書いた文章を読んだ
どこにいくにも何をするにも他人にありがとうとごめんなさいを言わなければいけないという話で、それは感謝して当たり前の話かもしれないけど疲れるししんどいと
男女に限った話ではなくて、これはあらゆる人間の話だ
せっかくいろんなことが技術で進歩してきたんだからできないことを可能にする技術に頼ればいいし、これがしたいと思う人にやって貰えばいい
でもこれはちょっと考えたい
投稿元:
レビューを見る
2024年23冊目
山崎ナオコーラさん/
肉体のジェンダーを笑うな
性別の常識をぶっ壊す、4作の短編集。
性差のない世界を描いたファンタジーに留まらず、「気づき」を得ていく登場人物たちが痛快でした。
個人的には「ロボット技術で怪力になった妻」の話がお気に入りです
投稿元:
レビューを見る
父乳、小柄、PMS、顔
性差なのか個体差なのか判断難しい時ある
例えば父乳も存在してたらどんな世界か
想像できて面白かった。
投稿元:
レビューを見る
限りなく★5に近い4.5
同じようなジャンルの、同じような作家さんの中での読書でしたので新鮮でした。
教育現場で是非。
コチコチ頭の大人でも楽しかったので、こどもはどんな反応なのかなぁと興味深いです。
投稿元:
レビューを見る
性についてこうあるべきだと真剣に考え過ぎて面白いことになっちゃう真面目な良い人たちのおかしみ。
女性男性その他を理解しようとするあまり逆に相手をイラつかせてしまう、読者の私もイラついてしまう。
もっと自然に行こうよ…とお気楽に宣えるのは法律上の性と性自認が一致しているからか。
投稿元:
レビューを見る
収録された四篇全て名作で、登場人物全員、自分の中にも生きているように感じた。
世の中の全ての人に読んでほしい。
また読み返したい。
投稿元:
レビューを見る
科学の進歩によって性差を超えた社会が到来した物語。性別による役割は社会から無言の圧力のようにして与えられる。そこに対しての違和感であったり、不快感はなかなか表出しづらいが、この本はifの世界で爽快に問題定義してくれる。あらゆる属性の人にとって心を打たれる小説だと思いました。