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ついに有功と家光の決着がついたのか…。
寂しいなー。
今までのいろいろなことを考えると、
家光がこう判断するのも仕方ないのか、とか、
有功の思いが決行衝撃だったりとか、
いつものことながら、いろいろと考えさせられる内容でした。
いや、ホントよしながさん、すごいよっ。
はーっ、83年度版大奥が見たくなる。
これ読んでから見たら、すごく面白いだろうなあ。
わーんっ、DVD出して欲しいよ〜(泣)
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綱吉さまはなんというか魔性。
柳沢吉保とそこはかとないアレな雰囲気をだしててびっくり。
そして全ての設定に違和感が無いのもびっくり。
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疫病で男性の数が異常に減ったために男女逆転した大奥が出来たという意欲的な設定で、辛口〜時にはドラマチック。注目してます。
筆力があるので安心して読めます。
この作品がすごく好きとまでは行かないんだけど…
ちょんまげの男性がいっぱいいると想像しても、ときめかないからだろうな。
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家光と有功の物語は終わりです。とても泣きました。特に家光が有功に遺言を託すところは,何度読み返しても泣けます。後半は,新しい将軍の話になりますが,これまたひと波乱ふた波乱ありそうです。
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将軍が女で、大奥に居たのが男だったら……というお話。
この出落ちっぽい設定で、ここまで読ませるのはすごい。
あと女の業が深いと思い。
どこまですごいところを見せてくれるんだろうかと楽しみ。
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今更思い出したよ新刊。タイプの異なる女将軍ズ。お次の魔性コンビはどうなる。
よしながさんの作品は、女性の夢想的な感性を女性の冷徹さで落とし込んでいるのが面白いなー、いつも。強弱も独特で。
それが、歴史を題材にした物語としても潔くてスマートです。
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私めにどうかお褥をご辞退させて下さりませ…!!
くっ そうか 何人もの男で汚れたわしの体はもう抱きとうないか / それは違います!!
違うのや 私は怖いのです 上様のお心といういつ変わるともしれぬ頼りのないものにすがって生きてゆくのが 怖い…
! 何を馬鹿なことを!
わしを信じられぬと申すのか!? 誰の子を産もうとわしの心はそなただけのものじゃと言ったではないか!! / その通り 私は上様との間に子を生す事ができませぬ ですから上様はこれからも私以外の男をお側にお置きになる事でござりましょう
けど私も男です! 心だけやない あなたの体も私だけのものにしなければ我慢できひんのや!! あなた様には御子があらっしゃる!けど私にはあなた様しかおりませぬ!!
お願いでございます!! このような男と女の恐ろしい業からどうか私を解き放って下さりませ……!!
【以前の家光であれば果たして納得したであろうか】
……そうか そなたもわしも なんと遠くまで来てしまったことかのう…
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四代将軍家綱〜五代将軍綱吉綱吉編です。
「女将軍・男の園大奥」と男女は完全に逆転してますが、
ストーリーは史実どおり。
ちょっとした日本史の勉強になるかも。
ドラマの大奥を見ていたので、頭の中で「キャラ→役者」で
ついつい変換してしまいます(苦笑)
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ちょー好きっっっ!!!
そんなに好きなら、買えよっっっ
ってくらい好き。
是非 1回おためしください。
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男女逆転大奥!
美男子しかいないんですよ、しかも。
将軍の密かな恋とか、世界観がすごく緻密できれいだけど、美しいだけじゃない。
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家光から家綱へと続いて、そのまま綱吉の時代へとかわります。
しかしこの綱吉と牧野の関係ってちょっと無理がないですか、さすがに男女入れ替わってると・・・
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図書館の本
家光の没後、家綱、家吉と家光の子供が天下を継ぐ。
有巧はとうとう家吉の代をみることないけれど予言どおりに動く人の定め。
家光は有巧がいて幸せだったのだと思う。
けれど家綱は?
有巧の気持ちを察すると切なくて。
家吉がこれからどう天下と大奥を収めて行くのか気になります。
でもここまで読んでわたしは家光の聡明さと気の強さと不憫さに惹かれて読んでいたと思っていたのですが有巧の痛みに一番共感して読んでいたのだと気づきました。
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……そうか そなたもわしもなんと遠くまで来てしまったことかのう……
2010/06/14読了/西高図書館
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よしながふみが描く、男女逆転大奥。
家光が没し、吉綱の世になるあたりまで。
家光と有功の悲恋が切なかった。
世の中とか、いろんなものにつぶされたといえば簡単なのかもしれないけれど、それを受け入れない二人の矜持が結局は二人を分かち、大奥という歪んだ場所を育てていってしまう。
生きていくのに、恋愛は必要ない。そんなものなくても、人は生きていける。が、生きていけることが悲しいのだ。
そして、人を思うことが、歪みを生む。
…哀しいね。
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千恵さん(女・家光)の静かな最期に涙!
千恵さんが去り、徳子(女・綱吉)が登場するこの巻ですが、私は敢えて千代さん(女・家綱)に注目したい。
母の千恵さんのように美しくも賢くもなく、また徳子のような暴君として激しい人生を送ったわけでもない。自分の意志というものがまるでなく口癖は「左様せい」、恋が実ることもなく、結婚で子供を残すこともなく終わる。でも、どうして彼女を馬鹿にすることができるでしょうか。私たちだって、千代さんのようでないと誰が言えるのでしょう。大抵の人間は、千恵さんでも徳子でもなく実は千代さんのようなのではないか私は心秘かに思ったりするのです。
こういう人間をさらりと描いてしまう、よしながさんの才能に完敗(笑)