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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子でお試し読みさせていただいて
紙ベースで買い
幼馴染のお寺の息子と仏師の息子
仏さまとの向かい方・相手への向かい方
仏像のお姿
仏像のあり方(単なる芸術ではない)
作者さんの運慶・快慶に対する愛も感じます。
余談
ぴりりっとした中
かなえさんのお見合いの帝釈天様にはくすりとさせていただきました。
☆4.5
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1話目からど真ん中撃ち抜いて来る!!居場所をくれた相手が、何の気もなくやった行為だと知った時の絶望、悔しさ、そう言う気持ちと折り合いを着けるのは難しい。相手には相手の考えがあると思い至らない自分の未熟さも含めて。無我くんの涙が痛い…
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この作者さん、自分の中で"あの人は今"扱いでしたが作品出してたのね(笑)
仏師とはこれまたマニアック。帯『才能が分かつ友情』。寡黙で人付き合いの苦手な無我と陽気で人気者の零雄。仏師の息子の零雄は仏像の彫り方を教えてくれた大切な友達。バンド活動を始めた零雄をきっかけに、無我は無意識に零雄に縛られていた自分を解放し実力を発揮させはじめる。どんどん評価してもらえるようになるけど、二人の関係はギクシャクしてしまうようになって…。適当な零雄を快く思っていない無我だけど、やっぱり心の拠り所なんだよね。だから作品が評価されて嬉しいしもっと彫りたいんだけど零雄を追い抜くことで傷つけたくない、という葛藤。おもしろかったー。
幻想っぽい雰囲気は昔と変わらないです。昔は登場人物の心情とか分かりにくい作風でしたが、今回は二人の揺れ動く感情がむき出しで、まさに仏の前に立った人間のような彼らでした。次は来年の春刊行予定でしかも完結?もっと続けられる内容だったけどな…。
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芸術家の葛藤の話ってすごい惹かれます。
それも仏像という世界はきっと独特なのでしょう。
作中にもあるように個性があることと仏様であることは別物って奥深いし、それを漫画で凄く丁寧に描かれていて夢中で読みました。
ライバル同士の男子。
好きなことと正しいことへの葛藤。
ただ楽しく彫っているだけではいられない。
もうめちゃくちゃ惹かれます。
一巻だけ読んで二巻は後ほどと思っていましたが、思わず手を出してしまいました。