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人工妊娠中絶は年間の出産件数のおよそ1/5 中期中絶は終わったあと役所に赤ちゃんの死亡届を提出しなければなりません 身重みおも 無能症の治療法は存在しない 被膜児=破水せず卵膜を被って産まれる児 煙草を吸うと血管が細くなってしまうので赤ちゃんに十分な酸素と栄養が届かなくなります 常位胎盤早期剥離 下屋 鴻鳥 四宮 小松 豚足 私は煙草を止めない妊婦は母親になる資格がないと思っていますから
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2017/11/26読了の再読。2巻目も学びが有って良い漫画。知らないでいるより、知っていた方がいいことが詰まっている。(「人工妊娠中絶」「無脳症」「被膜児」「喫煙妊婦」)
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鴻鳥先生の回想シーンがいいですね。研修医を終えて10年、立派な産科医になった鴻鳥先生、かっこいいですね。
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産科を舞台に妊娠出産にまつわるドラマを圧倒的なリアリティを持って描く人気シリーズの第2巻。
「未成年妊娠」「無脳症」「被膜児」「喫煙妊婦<前編>」の4編が掲載されています。
中絶や妊娠中の喫煙といった身近なテーマが扱われている一方で、「無脳症」のようにお母さん(妊婦さん)とお父さん(パートナー)に重大な決断を求めるエピソードも。ハッピーエンドばかりではない現場発のプロットが多いからなのでしょうか。
そして、当事者に重大な決断を委ねなければならない、出産においてはあくまでも脇役である産科医のサクラ先生の言う「助けられないとわかっている赤ちゃんのために 医者はその家族と一緒に悩むことはできない 僕ら(産科医)は無力だ」という言葉にものすごいリアリティを感じます。
無脳症をお母さんに告げる直前にサクラ先生が自ら頬を張って気合を入れてから臨まなければならなかったように、産科医のお医者様は日々こんな状況に直面し、こんなことを考えながら仕事をしているのでしょうか。月並みな言葉ですが、頭が下がります。
そして、妊娠出産って、いつ自分たちが同じように決断を求められることになるかわからなかったってことで、そういう場面に遭遇しなかったのはやっぱり奇跡だったな、って思うのです。
この巻から助産師の小松さんともう一人の主人公と言ってもよい3人目の産科医四宮先生が登場して、徐々に群像劇の色を濃くしていきます(この巻では端役で、利益と訴訟回避のことしか考えていないように描かれている院長にすら後でドラマがあります)。そして、時には熱く時には冷静に対立するサクラ先生と四宮先生のやり取りは、今後の名物です。
それにしても1巻にほぼ1回ずつ、読んでいて涙がこらえきれないシーンがあります。ネカフェなどでは読みにくい本です。
以下、各エピソードに一言ずつ。
「未成年妊娠」
出生数が100万人を切ってなお減り続けるという報道を見ました。一方で、この巻では人工妊娠中絶が20万人とされています。最新のデータを調べると平成28年度で16万件だそうです。
自殺者数が2万人、交通事故で亡くなった方が3千人。がんで亡くなった方が37万人。
単純に数を比べてることに意味はありませんが、でも16万というのはそれくらいの数字です。ちょっと粛然とします。
中高生の妊娠はドラマ等でもよく取り上げられる(確か「3年B組金八先生」にもありました)テーマですが、このエピソードは産婦人科医や妊娠させた男性とその父の視点に踏み込んでいて貴重です。元気に育っている赤ちゃんの中絶をしなければならないサクラ先生の心中が「赤ちゃんに胸を張れるくらい幸せになってくださいね」との一言に見事に言い表されていると思います。
実際の現場で、一組一組の中絶希望者にここまで丁寧に対応するのかどうかはわかりませんが、そうしたい、という気持ちは取材元になった人たちはきっと持っているのでしょう。
あと、お湯を入れたての「ポヤングソース焼きそば」をチラ見するサクラ先生の視線が悲しいw。
「無脳症」
症例としては「ブラックジャック」で読んだ覚えが���ります。ただ、こちらは症例そのものではなく、医師にも救いようがない赤ちゃんの中絶を決断する母とそして父がテーマ。
無力さを自覚するサクラ先生、どうにかして赤ちゃんを救う方法がないかと必死で模索するお母さんに挟まれて、この漫画では普段影が薄いことが多いお父さんの悩みが描かれます。生きていくことができない赤ちゃんを中絶しなかったがためにお母さんにもしものことがあったら「自分の子供をずっと憎んで生きていかなきゃいけないんだぞ」。だから中絶して欲しい。
そんな気持ちをお母さんになかなか素直に伝えることができなくて、サクラ先生に背中を押されてそれを伝えようとする直前、玄関の暗がりで、まだ赤ちゃんが男の子かどうかわからないのにテンションが上がって買ってきてしまったグローブを胸に抱いて涙するお父さんの姿。自分のお腹を痛めることができないだけに、かえってその涙は胸に迫ります。
1巻で同じことを書きましたが、やっぱり涙腺崩壊。
そして、再び語られています。
「多くの妊娠出産を見れば見るほど思う 出産は奇跡なんだ」。
「被膜児」
助産師の小松さんと四宮先生登場。
サクラ先生の駆け出し時代に珍しい症例の「被膜児」でお世話になったベテラン助産師の小松さんが聖ペルソナ産院に帰ってきました。
そして、もう一人の産科医「四宮先生って笑うんだ」と言われる四宮先生も登場します。
「喫煙妊婦<前編>」
ちょっと調べてみたら、平成22年の女性の喫煙率は、20台12.8%、30台14.2%。一方、同じ年の妊婦さんの喫煙率は5%。こういうデータの読み方をしていいのかどうかわかりませんが、妊娠を機に禁煙した人は相当程度いると言っていいのでは。
そこには人間ドラマはないのかもしれませんし、この漫画でもTVドラマでも語られませんが、でも、頑張って禁煙したお母さんに拍手。
そして、頑張っても禁煙できない妊婦さんを通じて、妊娠中の喫煙が胎児に与える影響が語られます。やっぱり夫婦揃って禁煙しないとダメだよね。
そして、そんな妊婦さんに冷然と「タバコを止めない妊婦は 母親になる資格がない」と言い放つ四宮先生。サクラ先生も、彼が笑ったところを5年間見たことがないそうな。
でも、そんな四宮先生も、病室のベッドで優しい表情で絵本を読み聞かせする一面があるのでした…。で次巻に続きます。
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https://library.shoyaku.ac.jp/opac/volume/147639?current=1&locale=ja&q=9784063872422&target=l&total=1&trans_url=https%3A%2F%2Flibrary.shoyaku.ac.jp%2Fopac%2Fhome%2Fresult%2Fja%3Fq%3D9784063872422%26target%3Dl
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最善を尽くしながら「産科医(ボクら)は無力だ」と語る鴻鳥サクラ。
中絶に悩む高校生の妊娠も、無能症の胎児に揺れる夫婦の言葉一つひとつも、涙なしに読み進められない。
サクラの研修医当時のエピソードが明かされ、四宮ハルキ、助産師の小松さん…徐々に広がる、サクラを取り巻く世界。
親になるとは。赤ちゃんを迎えるとは。奇跡と残酷さに翻弄される産科医療を駆け巡るいのちは切なく儚い。
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【推薦者】
体育学部 健康学科教員 三瓶 舞紀子
【学生へのメッセージ】
COVID-19流行下では、「10代の妊娠」「望まない妊娠」「貧困」の問題がよりクローズアップされました。産婦人科医&謎のピアニストでもある主人公が、様々な妊婦のお産に向き合います。この漫画に登場する様々な生命から、子どもたちを育てる社会の責任とは何か、全ての学生と特に教員を目指す学生にお薦めします。
▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00539355
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2013年9月20日発売。
TRACK4 未成年妊娠
TRACK5 無脳症
TRACK6 被膜児
TRACK7 喫煙妊娠«前編»
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未成年妊娠
男の子のお父さん、かっこよかったなぁ‥
産む、産まないを自分たちで判断できないくせに生意気言うな、はごもっともだし、でもその上で産まれてくる子は自分たちの家族でもある、もごもっとも。娘のことばかり考えてしまうけど、その先の命にもしっかり目を向けてということね。
無脳症
産まれた子はどんな姿で息絶えていて、それを見たときに親はどんな気持ちになるのか‥このまま産むことを直視できずに妻が死んでしまったらその子供を憎むことになってしまう、は旦那さんの心の叫びだよね。そんな二人に元気な赤ちゃんが産まれて本当によかった。
被膜児
鴻鳥先生の過去の話。ひよっこでも先生、って医者は大変な責任だろうなあと。
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高恋製の妊娠、無脳症、豚足好きの助産師小松さんはベイビーの正体知ってるし研修医の頃のさくらのこともしってる、笑わない四宮先生、喫煙をやめない妊婦から四宮先生が笑わなくなった5年前の話
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命を
絶つ医療行為
医師の中で唯一
命を奪う権限が与えられている
治すのではない
医療って
確かに
そうだね
生き方
死に方
決める勇気
医者には変われない
決めると言う行為