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2009/2/13 7&yから届く。
2015/5/18〜5/22
3年4ヶ月ぶりの歌野作品。
「そして名探偵は生まれた」、「生存者、一名」、「館という名の楽園で」、「夏の雪、冬のサンバ」の四編からなる中編小説集。4つとも歌野氏らしいひねった密室もの。二つ目と三つ目は何か既読感があったが、調べて見ると昔独立して文庫化されていたものの再収録であった。まあ、ほとんどわすれていたので良いんだが。
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短編集
佳作と良作とちょいと微妙なのとそれぞれ
総合すると佳作ちょい上くらいかな
この作者らしい、ちょっと意地悪なところは良い
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シリーズものかと思ったらそれぞれが違うテイストの
密室をベースとした4つの話。
救われない感なラストばかりなのがちょっとなぁ、と思うが
キレイゴトばかりじゃないのがいいのかなぁとも思う。
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久々のトリック本。
ストーリー重視の人でも楽しめる1冊。
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「探偵は職業だが,名探偵は違う。生き方なのだ」 (“そして名探偵は生まれた” p.123)
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表題作を含むミステリ作品の短編集です。表題作が一番印象的で一番ぞっとする感じ。読み終わったあとタイトルの意味がずーんと来る感じ。面白かったです。
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本格ミステリ。中篇が四本で、それぞれ読みごたえがあった。
仕掛けも丁寧だが、ストーリーもなかなか。爽やかな読後感が欲しいなら×。
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四つの中篇?短編?が入った作品です。
厳選された、歌野晶午の過去の作品からの本です。
「そして名探偵は生まれた」
警察が解けない難事件をアドバイザーとして次々と解いていく探偵の影浦。
彼は、警察から謝礼を貰いそのお金で生活していた。
今は助手を連れて、事件解決のご褒美として中伊豆に来ていた。
そこで、宴会場で密室殺人が起きる。
オーナーである新興企業の社長が殺された。
雪の降る夜に外には足跡もなく不可能のように見えたのだが・・・。
この表題作の他に「生存者、一名」「館という名の楽園で」「夏の雪、サバンナ」などがあります。
雪の山荘に絶海の孤島、曰くつきの館・・・の密室。
ミステリーの王道ではないでしょうか?
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これ好きだ
「甘酸っぱい粘土のようなにおい」はオッサンの加齢臭だと思うがそれを深々と吸い込む彼の精神がもう狂ってる気がしてぞっと好きだ
収録されてる「生存者、1名」もぞわぞわする話で好きだな
どっちの女もしたたかで怖い。あのむき出しの生命力の前には男たちの自尊心と高慢なんか脆い
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面白かった。
でも「生存者、一名」での新興宗教の信者の描写は頷けないものがあった。
仮にもキリスト教を下敷きにした宗教ならばもう少し貞操感を持って然るべきだと思うのですが・・・。
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「名探偵は清廉であるべきだ」
短編4編
推理小説のルールはきちんと守られているのに
読後には「ずるい!」と叫びたくなるような話ばかりです
でもだまし方がすがすがしく卑怯とは思えず
悔しいなぁと思うくらいです
歌野晶午のミステリはルールをきちんと守った上での
”だまし”が気持ちいいと思えます
しかし今作の短編には結末がちょっとシュールだったり
やりきれないなぁと思うところもあります
だからこそラストに「夏の雪、冬のサンバ」を編集してあるのが
うまいなぁと思います
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2010年3月読了。
買ってすぐに半分読んでもう半分読むのにずいぶんかかった(笑)
印象に残ったのは後半の2編。「館という名の楽園で」が一種、推理小説のパロディのようで、実は…というオチが良い。考えてみれば館を舞台にした推理小説のお約束を踏襲してたんだなぁと後になって気づいたけど(笑)
もう一つの「夏の雪、冬のサンバ」が短編ながらひねりの効いた展開で面白く読めた。
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名探偵が殺されるというシーンから始まる「そして名探偵は生まれた」ほか、全4作品が収録されている。それぞれ切れ味のある短編物語でありながら、主人公他登場人物のキャラがたっているので読みやすい。トリックを考えるというよりも、物語として読んでいくことで、一つのドラマを見終わったような読後感を味わえる。
こういう話ってどうやって思いつくんだろうなと、自分の才能からかけ離れたストーリーに感動してしまう。全ての情報を与えて、そのうえでトリックがとけますか?と。一つのジャンルとして確立した推理小説というジャンル。面白いし、あっという間に読み切ってしまう。
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アマゾンのイメージを見たら帯に、圧巻の密室トリックと驚愕の結末に瞠目せよ!
‥この本を帯のない状態で購入しておいてよかった。
っていうか、それでもそこまでは面白くなかったですな。
ただ、ちょっと興味深かったのは無人島に追放された新興宗教のメンバーたちが疑心暗鬼でクリスティの小説みたいに一人消えてまた消えて、最後に残ったのは誰?!という作品。
それ以外は大仰なトリックも妙に時代がかった物語も、なんか古くさくて楽しめなかった。江戸川乱歩の有名な2銭銅貨からの引用に、ん?と思ったのだけど、そう、ちょっと昔懐かしの推理小説って感じだったのよね。
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雪の山荘、孤島などのいわゆるクローズドサークルものが好きで購入した作品。
・そして名探偵は生まれた
ラストが結構意外。
・生存者、一名
一人、また一人と登場人物が殺されていくところは、かなりドキドキしながら読んでいった。が。そ、そんな理由で殺人!?やっぱり作者は男だよなぁ、全然わかってないよ。と脱力した。
・館という名の楽園で
・夏の雪、冬のサンバ
はっきりいって面白くなかった。残念。
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まず始めに!歌野さん!大好き!ラブです!笑
最初歌野さんの本を読んだときは、こんなのミステリーとして邪道やぁ!とか思ったこともありましたが、もうすっかり歌野さんの虜です。歌野に首ったけです。
今回の短編集もまた、一風変わったお話がいっぱいでした。満腹です。
一番お気に入りの話は「孤島」
簡単なあらすじは、孤島に置き去りにされた男女が次々死んでいって犯人はだれだ〜っていうよくある感じ。
…なんですが!そこは歌野さんやっぱひねくれ(一風変わった感じ)で終わります。素敵。笑
普通のミステリーに飽きたら歌野さんにハマってみるのもありだと思います。
全部読みつくしてやる!
最後に!オススメの本ある人はぜひ教えて下さい?
どしどし待ってます?