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精神保健福祉士の養成テキストには必ず出てくる著書です。ビアーズ氏が精神科病院に入院中,どれほど辛い思いをしたのか伝わってきます。PSWを目指す学生にお勧めしたい一冊です。
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この本の著者ビアーズは自己の精神病院入院体験をもとに執筆し、精神病に関する理解と患者の処遇改善の必要性を訴えました。
・・・1年生の後期より精神看護学の授業が始まります。
精神看護学のテキストに照らし合わせながら、読んでみて下さい。
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著者
クリフォード・ホイティンガム・ビーアズ
(1876 - 1943)
米国の精神衛生運動家。コネティカット州生まれ。
保険会社就職後3年目にうつ病により入院。数カ所の精神病院に転院したが、病院の患者に対する暴行、強圧により、退院後手記を書き病院の現実を社会に訴えようと精神衛生運動家を志す。市民運動家として死ぬまで精神衛生運動を展開した。手記「わが魂に会うまで」(1908年)と彼の運動はA.マイヤー等に大きな影響を与えた。
自身の精神病院での様々な壮絶な体験を医学界にもたらした一冊。(当時の歴史背景はあるとしても)医学の観点からも1人の人間の観点からも「人間の尊厳」を深く考えさせられる本。
精神病院の患者が受ける虐待について著者の体験が記されており、精神疾患を持つ患者がどのような心身状態にあり行動したかを記した本でもある。病気を持った患者と病気を理解する上で非常に役立つ。誤解と偏見の確認もできる。
強い不安から自殺企図や妄想にとらわれ、(ほぼ)強制入院(旧)した著者が、精神病院内での非人道的な扱いを研究・暴露した本。序盤は特に、几帳面さやまわりくどさを感じるほど細かく、著者の感情や体験が綴られている。
※現在は「措置入院(そちにゅういん)」精神保健福祉法29条に定める、精神障害者の入院形態の1つ。
行政行為あるいは強制であることを強調する文脈。
【措置入院】
精神障害者は、その病状によっては自傷や他害に至ることがあり、しかもこれを認識して医療に自ら頼ることが困難な場合がある。精神保健福祉法は、精神障害者の入院について幾つかの法形態を定めている。入院させなければ自傷他害のおそれがある場合について、これを都道府県知事(または政令指定都市の市長)の権限と責任において精神科病院に強制入院させるのが措置入院。
【措置診察】
指定医2名以上の診察の結果が「精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認める」ことで一致すること(29条2項)
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