紙の本
ほとんどの人は発声練習をしたことがない。
2009/02/07 13:51
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、ほとんどの人が、自分の声をじっくり聴いたことがない。
自分以外の人の声は、日常的に聴いている。そして、いろいろな印象判断をしている。
なのに、自分の声は相手にとって、どういう印象をもたれているのか、
考えたこともない。
つまり、知らないことを知らない状態だ。
例えば、「さしすせそ」は息が抜けて聞きずらい、「ざじずぜぞ」は強くなりすぎて、ぞんざいな感じになり、嫌な感じを与える。従って、これらの音は丁寧に発音することを知ってているか知らないか。
強すぎると耳障りになる「だ行」も丁寧に発音する。「は行」の息漏れ注意。
「バ行、パ行」は唇をはじくように、「ナ行、ラ行」は舌をはじくようになどなど、意識して発音すると、普段使い慣れてない口の周りの筋肉の状態から、いかに不鮮明な声をしていたかが想像できる。
本書によると「声の生まれるしくみ」は、「呼吸(空気が生まれる)→声帯振動(音になる)→共鳴(声に変わる)→調音(言葉になる)」の順だ。
面白いのは音を出しているだけ、声を出しているだけであることを、気づかない場合が多いことだ。すなわち「言葉(意味)」になっていない。
「言ったつもり、聞いてない」という例の問答が起こるは「声は出した、意味は聞き取れてない」と解明出来た。
参考になったのは呼吸。読んで字のごとく「呼」が先。
「息は積極的に吸うものではなく、吐いた反動で自然に吸う」と著者の言うとおり、先に吐くと確かに空気は流れが生まれる。
本書によると呼吸は「その数なんと『一日二万回』。」だそうだ。
そのうち数回「吐いて、ゆっくり吸って、ゆっくり吐く」深い呼吸を意識しても良いのではと思った。
そうやってリラックスした後に「役者ばりのなりきりトレーニング」が紹介されている。
人生はもともと、いろんな役を演じているようなものと思えば、違和感なく取り組める。「起きて半畳、寝て一畳」ということわざが、どこからともなく浮かんできた一冊であった。
発声練習を知ろうがしまいが、それはそれでいい。でも、口は大きく開いて話すと気持ちがいい。
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人に好かれる話し方って意識した事ありますか?
コミュニケーションにおける
話の内容が占める割合は「7%」。
あなたの評価印象は
「残り93%」
で決まっています。
「残り93%」を
劇的に変えるコミュニケーション術が、「言葉」と「声」です。
CDが付いて一人で練習も楽々できます。
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声が良いビジネスマンはそれだけで仕事が出来るように思えてしまう。
声って凄く重要。
この本は魅力的な声の出し方を教えてくれます。
ちょっと実践しただけで自分に自信が出て、それ以来ちょっとだけ活き活きしている自分がいます。
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この本で紹介されている練習をしたいのだが、住んでいるアパートの壁がうすく、声が隣に聞こえてしまい、思いっきりできない。大きな声を出さなくてもいい滑舌をよくする練習ばかりしてます。
他の練習は仕事が早く終わった日にやや遠慮しながらやっています。気兼ねなく思いっきり練習したいなぁ。
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良い声として「通る声」「明るい声」「響く声」「柔らかい声」「力のある声」の5つを挙げ、これらの声が出せるトレーニング方法を推奨している。 また場面ごとにどの様な声を駆使すればよいかSuggestionもあり、役に立つ本
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【目的】:声の磨き方を知りたい。
・自分の声に良い悪いはなく、誰でもトレーニング次第で声を磨くことができる。
・準備は、リラックス(顔、舌、身体)と姿勢
・両腕は身体に沿ってゆるめて垂らす。
・腹式呼吸(吐く息を意識する)
・3つの発声(チェスト・ミドル・ヘッドヴォイス)を使い分ける。
・5つの良い声(声量のある、明るい、よく通る、響く、やわらかい声)のトレーニング
・シチュエーションによって使う声を意識し、使い分ける。
#舌のウォーミングアップの練習で、普段いかに舌を動かしていないか分かった。
#良い声には、どこの部位でどんな声をどのように出すかを意識することの大切さが理解できた。
#CDつきで具体的な練習もできる実践的な本だ。
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【070723】
・良い声とは、「力のある声」「よく通る声」「明るい声」「柔らかい声」「響く声」
・3種類の発声法。
?チェストヴォイス
胸の辺りで共鳴させる。
説得力。
?ミドルヴォイス
顔の中心辺りで共鳴させる。
少し距離の離れた人に対していいたいことをはっきり伝えたいとき。
?ヘッドヴォイス
頭を共鳴させる。
遠くにいる人に声をはっきり伝えたいとき。
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書籍自体は全部読み終わっていないのだが、CDとしてついているトレーニングが秀逸。トレーニングはボリュームもあるが、声を出すために必要な要素全てをみっちりトレーニングできる。要素ごとなので、自分がどこが苦手かという点も意識でき、改善に役立つ。声に自信のない人には絶対に買い。[2008/4/23]
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ねっころがった状態でもやれるから便利!
(ほんとは立ってやらなきゃいけないんでしょうけど…。)
でも、やった後あきらかに声が違うんで、こりゃいい本だって私は言えます!
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意外と話し方に、注意を向けていないのは自分だけでしょうか?知らないと損をするとはまさにこのことです。
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こんな本があったとは!
話す相手に直線的に声を出すのではなく、放物線を描くように出すとよい、とか低音、中音、高音でよい声の出し方は違うなど、はじめての分野なのでへーっと思うことが多くなかなか面白かった。CDに挑戦してみよ
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声の出し方の本。
ちょっと読みにくい。著者はしゃべることが専門であって、書くことはあまり得意ではないのかも。読むよりも、直接会って話を聞くと説得力が増して分かりやすいのではないかと思う。
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ボランティアで中国語の発音を教えているので、参考にしてみた。
話し方教室に行ったらきっとこういうレッスンなんだろうなぁという内容。
口を大きく開けるときに、下顎が前に出ているのは間違い、というのは新しい発見。
確かに、「口を大きく開けて」と言ってもなんだかぎこちない人がいるのはそのせいなのか、と。
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ヴォイスティーチャーが紹介する言葉と声の磨き方。「人に好かれる話し方」というのは、「何を話すか」ではなく、声や態度を工夫することだと提唱する本。
欧米のビジネスパーソンはヴォイスティーチャーから指導を受けているという。本書には、か細い声、暗い声、甲高い声などを改善するトレーニングが掲載されており、付属CDを聴きながら練習することができる。内容は非常に充実しており、チェストヴォイスやミドルヴォイスなどの声の種類を分けることだけでなく、様々なアプローチで声と印象の関係を浮き彫りにしており、まさに圧巻である。
質の良い知識が増えるだけでなく、実際に声を出すことで変わっていくのが本書の魅力である。トレーニング後の爽快な顔の筋肉痛がなんとも言えない。普通に生活しているだけでは、やらないであろう発声方法により、声帯が進化していくようだよ。
思えば、脳も声も体の一部なわけで、近年の関連書籍がヒットするのも時代の流れで合理的科学的なものを求める風潮にマッチする納得の現象である。身体に関係するトレーニングは近年まで危ないものが多かったように思える。休みや水分などの余剰的な部分が大事にされてきたのは、ホント最近な気がする。
アメリカでは第二次世界大戦の時点で兵士の休憩を重視してたと聞くので、日本が特にそうなのだろうか。なんで今まで無茶な理屈や方法が罷り通っていたのか。反論が許される土壌がなかったのか、リアルにそう思ってたのか。もっと後の時代になれば、今の手法もおかしいと考えられる可能性は十分にあるため、あんまりツッコミ入れてもしょうがない気もする。
声を極めるには十分信頼に足る本だと思われる。あらゆる職種・年代にオススメできる声の虎の巻。
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発声法についての本です。
状況に応じて、
声の高さ(ヘッドヴォイス・ミドルヴォイス・チェストヴォイス)
×
声の種類(大きな声・明るい声・通る声・響く声・やわらかい声)
を使い分けましょうという内容です。
CD付きで上記の声を出すためのトレーニング方法付きです。
多くの人はプレゼンテーションを行う前の
発声練習が「不足」しているのではなく、「欠如」している。
スポーツと同じで発声練習をするべき。
という意見にはハッとさせられました。
これで、どもり教室にも行かなくて済みますね。
<あし>