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p.263
"「人はそれぞれ『お化け』のようなものを背負わされてこの世に生まれて来る。人はそのお化けに一生つきまとわれ、見張られ、操られ、値踏みされ続ける」"
"生まれるときに背負わされたお化けはその人間にとって唯一無二のもの"
蛇が愛おしくなるし、大根が食べたくなる。
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小説を読んで、やはり漫画的な絵が見えるようだと思っていたら、著者が漫画の原作を書いたものを小説にしたもののようだ。どれも怖い話でよい。
「王子失踪す」は娘に買ったリカちゃん人形。あれは家やら友人やら増えていくものであるが、この家でもボーイフレンドの家族を揃えたのがいけなかった。娘が話の創造性を発揮し、リカちゃんが彼氏のかっこいい父親とも関係し、美貌の母親はヒステリーを起こし、家は焼け、中には三人の・・・
娘がいる人にはより楽しく読める話。
フラワー・ドラム・ソングが個人的には好き。名人級の植木屋、特に桜ではレジェンド。ワルの少年を弟子にするが、才能を発揮していく。瀕死の桜の銘木再生を依頼されるが。
その他のアナコンダの話や、暴れる大根の話もなかなか面白い。流石です。
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「がきデカ」作者の山上たつひこ氏の小説。
漫画のイメージがあるからか読んでいると映像がありありと浮かんでくる。
ちょっとブラックだけど不思議と清涼感あります。
面白かったです。