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倫理観のぐらつきに対して飲みこめずにいる。
ボンドルドのときは、無垢な子どもを目的のために使い捨てる、という行為が明確な非道と位置付けられ、誰もがそれに怒りを表明していたわけだが、今回のワズキャンが行ったこと、ファプタの「復讐」という悲劇に対しては、誰もそこの価値判断を下していない。最終的に誰も居なくなる、かなり破壊的なエンドだったと思うのだが、これで本当に良かったのかどうだったのか。村に入った当初、価値の交換によって身体を「持って行かれる」様を見て取り乱していたリコは、最後何を思いながらいたのだろう、というのがあまり描かれなかったのが残念に思う。リコたちの感情の動きが少なからず軸になってきたのがこの冒険だったはずだが、今回彼女たちは脇役、訪問者の側だったとはいえ、もう少し中心に絡む展開でもよかったのではないか。それこそナナチをベラフから取り戻すための代償の話だとか。
ワズキャンとボンドルドはいずれもわりと似た方向に狂っていたと思うが、大きな違いとしては、ボがどこまでも自分の探求のために行動していたのに対し、ワズキャンのそれは、積み重ねた先に繋がるのが自分であるかどうかは問わなかったところか。あのくだりはすごく好きだった。やれることはいくらでもやる。積み重ねること自体を重視する。人間の歴史や生き方そのものの話だと思う。
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ガブイケメンすぎん?そす。
ヴエコめっちゃ好き。あんた母さんだ。いい母さんだったんだよ。人いなくなりすぎだよ、この巻。全部背負っていくんだねぇ。全部還っていくんだねえ。
ヴエコが報われた瞬間と、二度と帰ってこない娘のために泣いた瞬間に涙腺が壊れた。
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誰が敵で誰が味方なのかが全く覚えてなくて、さっぱりストーリーが理解できなかった。成れ果て村編も完結したことだし、一気読みしよう。
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成れ果て村、ついに完結。
戦闘シーン多めであまり見たくないシーンもありましたが、最後はうまくまとまった感がありました。
新しい冒険に期待!
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まるまるファプタのお話。
と思いきや、イルミューイとヴエコ、全ての登場人物の愛という呪いのお話。
ファプタの身体も心も強いこと。気高き成れはての姫として、母もとい村の最後を担う事になるその心情は描いてある事はほんの一部なのではないかと思う。
印象的だったのは、人間のころ、ヴエコと仲良しだったパッコヤーンが成れはてようとしているヴエコを救ったシーン。
そして全てが終わった後、ファプタとヴエコが話す(通じ合う)シーン。
自分だけの記憶、思い出だからこそ誰にも渡したくないそんなイルミューイの想いも詰まっていて、単純だけどそこに愛を感じた。
みんないなくなってしまうんだけど、ワズキャンが言うように継いでいくものなら、リコたちがそれを継いで運んでくれるのだろうと思った。
ナナチが言ってたように、ワズキャンはどこまで見えていたんだろう。気になる。
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リコとプルシュカで吹き出しが二重になっている表現が好き。手放しで「これで良かったな」と言える結末ではないけれど、これから皆が進んでいく旅路も楽しみにしている。
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【あらすじ】
復讐に燃えるファプタとそれを止めようとするレグ。さらにベラフに囚われていたナナチも目を覚まし…様々な思惑が入り混じる「成れ果て村」編、遂に完結。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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望郷を
旅の先に持つ奈落の子供たち
叶わない夢より恐ろしいものが
黄金の先で待つ
せめて夢を叶えて絶望しておくれ
まるでボードレールの詩のような、
悪意に満ちた華々しい捨て台詞。