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今回もグッと来た
新刊を読むたびに、ホント、クール教信者先生に対する好感度や尊敬が強まっていく
漫画だから、って前置きをするにしても、こうも個性が強いキャラの良さをちっとも殺さずにストーリーをテンポよく運べる漫画家ってのは、クール教信者先生も含め、この業界に20人はいないだろう
クール教信者先生に意図がある、ないは別にして、話に深みを感じるトコも、この『ホロビクラブ』の魅力
短篇集なので、様々なタイプの話が収録されている。どれもレベルが高く、なおかつ、万民受けしない先生らしさが詰め込まれているので、ファンとしては甲乙は付けがたい
裏表のないキャラクターと毒ある故に心へ届く台詞で選ぶなら表題作の『ホロビクラブ』、女の子同士の友情とキレのいいアクション強めのストーリーで選ぶなら『キリのいいところで。』だろう。『うさぎのフラウ。』は民族間問題が一話にまとめられているので一発の重さが凄い。『ハッピーデイズ』は、何というのか、ファンの中でも上級者にしか判らない凄味があるな、と感じた。少なくとも、私はただ笑えたのみで、クール教信者先生の読み手に向けたメッセージを受け止められなかった。まだまだ、修練が不足だ、と痛感
この台詞を引用に選んだのは、今の私にストライクのど真ん中だったからだ。多くの連載を抱えているクール教信者先生が?“言う”と説得力がありすぎであろう。忙しさも暇さも楽しめてこそ、社会人として一人前?