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美味しいものを求めて東西南北を行く編集部員サチコさんの日常物語第三弾である。相変わらず安定した面白さで、彼女のキャラが滋味としてよく出ている。
この作品は実録作品としてのニュアンスもあって、作者(と編集者)が自ら赴いた場所の美食が描かれている。京都のすき焼きに、動物園のあげパン、寝台列車「北斗星」、広島安芸の牡蠣、飛騨高山での諸々などが収録されていて、非常にバラエティに富んでいる。
物語としては、少しタイトルであるところの「忘却」から少し離れているところがあって、この点では気にならないでもない。しかし、物語としてはきちんと体裁が整っているのだから、文句を付けるほどのものでもないかもしれない。
個人的には、こうした作品に「美味しそうに見える」と感じることはあっても、食欲を感じることはなかったのだけど、今回の広島安芸の牡蠣は本当に食べてみたくなった。物語展開で引っ張られただけに、この美食は魅力的である。
そうした点も加味して、今回は星五つと評価したい。次は11月末の発売とのこと。沖縄が舞台だそうだが、楽しみにしたいところだ。
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姫村先生は書店員に感謝を述べる挨拶ところが、単に観光しに来たとしか思えない天然っぷり。執筆中は遠出する機会もないので、気分を晴らしたいというのも頷ける。それとこれとでは話が別で、姫村先生の天然さにはさすがのサチコもご立腹であろう。先にお帰りいただいたあと、疲労困憊から抜け出そうとすきやきを堪能するが、一夜を過ごすハメとなるぐらいの見事な食べっぷり。
終盤では、友人ショゼとの再会を果たすが、サプライズの失敗続きで諦めようとしたサチコ。しかし、大きな転機によってサプライズは見事に成功し、夜な夜な女子トークへ。
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TSUTAYAでレンタル。広島編の牡蠣がとっても美味しそうでしたー。それぞれの章の後書きで作家さんの実際の取材レポみたいのも読めて楽しい。飛騨高山のウェルカムおもてなし大作戦の二人のサチコさんも良かったな♪
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サチコに天然と言わしめる姫村先生(笑)「さよなら! 北斗星」は廃止前の駆け込み乗車ということで寝台列車の情緒は半減だったろうが、食堂車で車窓を楽しみながら朝食を食べられた、その経緯まで嬉しくなる話だ。大学時代の友人・留学生ジョゼを飛騨高山でおもてなし。カバーは「そういうこと」だったんだ。しかし、小学校の同窓生に関西弁の梶くんがいたり、大学生の時にはジョゼと一緒に実家に手紙を書いていたとなると、サチコは何処の出身なのか? 気になる〜
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サチコさん、地方出張が増えてきたような…(笑)。
日常的な食べものもいいですけど、
あちこちの地域や特別なロケーションでのあれこれもいいですね〜。
しかし…今さらながら、彼女はどういう流れで俊吾さんと結婚する
ところまでたどり着いたんだろう。話が進むにつれ気になります(^^;。
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真面目が取り柄で、美味しいものに目がないサチコさん。
今回は、北斗星や広島のカキ、そして飛騨高山での旧友との出会いなど...
各地に、いろいろ美味しいものがありますね (^o^)
果たして、元フィアンセに対する過去のトラウマは、消えるでしょうか?