投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ますます、ラブコメ漫画としての質が上がってきたな
実に喜ばしいが、この『死神坊ちゃんと黒メイド』をじっくり読んでいると、自分の中で、新たな、しかし、マズそうな扉が開きそうで、ドキドキする
ただ、いっそ、開けちゃっても良いかな、と一瞬、気の迷いが生じるほど、アリスは美しすぎる
顔や巨乳だけじゃなく、坊ちゃんへの態度そのものに、純粋な愛が煌めている
逆セクハラを受けて悦ぶ趣味はないけど、アリスのような美しい人に誘惑されたら、悪い気分はしないだろう、男として
もちろん、女性にセクハラする趣味もない。個人的な意見だけど、女性にセクハラしておいて、それを認めず、反省もしないで、誘ってくるような女が害悪なのだ、と言うような男として腐っているような輩には、男色ドライバーを見舞ってやればいいのだ
若干、いつもの悪い癖で脱線してしまったが、基本的に、セクハラはダメ
実際のとこ、この二人は相思相愛なんだから、セクハラっつーよりは、過激なスキンシップと表現しても差し支えないだろう
坊ちゃんの体質、触ったら死ぬ、ってトコを上手く用いた、絶妙な距離感でドキドキさせるテクニックは勉強になる
もちろん、坊ちゃんだって、ヘタレでネガティブな面はあれど、やるべき時はきっちりやって、アリスをドキッとさせるだけの男気がある
アリスの誘い方が、どこまでイくのか、そこが、坊ちゃんの呪いが解けるのかよりも気になってしまう
そんな二人のイチャイチャだけでなく、この(2)には、坊ちゃんの妹・ヴィオラの登場って見所がある
毒舌で、兄への敬意は皆無ながらも、ハッキリと言いたい事を言ってくれるって意味では、良い子である
そんな彼女が、実は枯れ専で、今は老執事のロブにゾッコンってのは、中々に驚かされた
好きな人を目の前にしたら、兄への態度が嘘だったかのように、テンパっちゃうヴィオラ嬢、実に可愛らしいもんだ
この暴走スレスレな片思いが、どうなるのか、そこも(3)で楽しみだ
どの回も、アリスの溢れ出るエロさに鼓動が早まり、坊ちゃんへの感情が嫉妬を通り越して、同情に近づいてしまうものばかり
その中でも、私がグッと来たのは、第21話「街②」だ
自分が得意とするピアノで、他の演奏者と協奏し、それで見ず知らずの人が楽しんでくれる、それは坊ちゃんの心に、確かな希望と云う灯を点けたようだ
まだまだ小さく、ちょっとしたことで霞んでしまうけれど、決して消える事はなさそうだ。きっと、また、機会があれば、灯はより明るくなるだろう。それは、きっと、アリスの為に
この台詞を引用に選んだのは、最強の殺し文句だな、オイ、と思ってしまったので
デビューを目指して書いている、小説のヒロインはアリスと異なり、自ら主人公に好意をストレートに伝えられる性質ではないので、このようなニュアンスの事を言わせたら、違和感が凄い事になるだろう
ただ、私の作品のヒロインなら、この状況で、何て言って、主人公をドキッとさせるのかな、と考える事が出来た