投稿元:
レビューを見る
2025.4.13 読了
相変わらずの石田夏穂節炸裂でめちゃくちゃに面白かった!石田夏穂さんのジム系のお話しにハズレなし!大好き♡これからも追いかけて行きます!
投稿元:
レビューを見る
『キラリと光るものがあった』それは悪魔からの誘惑。
主人公ユカリはそれを!! なんでや!
ユカリどうせリバウンドするんでしょ?と安易に先を想像していた読者は禁じ手にひっくり返る。自分が課した枷にはさみ込まれる。
どれくらい時代が進んだら「今のご時世」に合う結婚観や家族観が生まれるのだろうか。
ユカリのように家族を作るという願望を持たない人間が上手く日本で生きるには悪魔に魂を売るしかないのだろうか。
ねじくれて浮遊していたユカリも、枷が外れたとたんもとに戻る。不動明王のように地に足をつけたラストシーンが私は好きだ。
ムラ社会ヘル日本を主人公の暴走のせいにして重苦しさなしにぐいぐい読ませる著者、天才。
投稿元:
レビューを見る
めちゃおもろかった。
文量は気軽でありながら、
「もうなんで大衆ってこんな下世話な視線しか送れないんだろうな〜めんどくせ」にずばずば切り込んでいく。
切り口がきれいで、読んでてきもちいい。
切り口がきれいなのでこちらの気持ちも膿まない。
石田さんはあらゆる角度から作品を通してジムをいじり倒してるなあ、独自の世界というか、なんかおもろいポイントが多かったんやろな。
投稿元:
レビューを見る
いつ嘘がバレるのヒヤヒヤした。
37歳で未婚の女だと、こんなにも周りから気を遣われるのかということがわかった。
みんな、指輪してるかって見ているものなのか。
投稿元:
レビューを見る
いま最もあいすべき作家・石田夏穂さんの新作。(新作を待ち望む作家さんなんていつ振りだろう)
決まって『笑わせてくれる』って期待できるのって(そしてその期待を裏切らないのって)凄くないですか?
石田さんご自身のインタビューでの発言、「自分が雄弁になれる題材について書くのが一番いい」に基づいて、やはり今回もテーマは『カラダ・筋トレ・仕事』。
石田さんのシニカルさは極上です。
皮肉屋だけど、一周回って(最終的に)他人に愛感じちゃうひとなのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
「体脂肪率を理由に海外出張禁止を言い渡された37歳女性」が主人公って、気になって手に取らずにはいられない。
ジム通いを始め、ジムのトレーナーや職場の人間とのやり取りに、あーわかるわかる…と読み進めていくと、話は思わぬ方向に…
後半のハラハラから颯爽と逃げ切るユカリからは逞しさと清々しさを感じる。
表紙も強くて好き。
面白かった!
(追記)
読み終えてから時間差でじわじわ来たのは、やはり「結婚してるか否か」「子どもがいるか否か」で周囲の見る目が変わるという点…
これまでの経験上、大企業とか社会的にちゃんとした人たちと言われるような集団の方が、これに晒されることが多かったように思う。ある意味で多様性のない集団だからだと私は思っている。今はわからないけど、10年くらい前は「独身いじり」とか呼吸するように自然に行われていた。
現在は多少フラットな職場にいるけど、今度は自分が結婚・家族の話題を持たないことで雑談の話題がなくて困るという状況。
少なくとも日本社会において「ふつう」とされるステータスを持たないと、コミュニケーションに支障が出るってどうなんだ?よくないよな??海外ではみんな何話してんの???
…と日頃のモヤモヤと通ずる小説でした。
投稿元:
レビューを見る
あまりの薄さにびっくりしたが、期待は裏切らない。
ジムが出てきたので、筋トレだ。
しかも体脂肪の数値が高いので出張は禁止なんて面白すぎる。
そこにまた男社会の中で生きる女の息苦しさ。
独身、子なしの居場所のなさ、差別(女性だけ)。
みんな同じじゃないとおかしい人だと線引きされる。途中からの嘘にはドキドキしたが、モヤモヤが消えない。
海外で活躍している女性はかっこいい。
私はそんな人に憧れる。
投稿元:
レビューを見る
世にも奇妙な物語のようにテンポよく展開して、カジュアルな文体もあいまってサクッと読みやすい作品だと思う。
ヤバい自称キャリアウーマンがどんな酷い目に遭うのかしらとワクワクしていると、村ホラーのようにジワジワとニッポンの因習に侵蝕されていく姿にゾッとした。結局、環境なんだな。
最終的には「にげろ!」と主人公の背中を押したくなる。
投稿元:
レビューを見る
確かに100minで読める。
サクサク読める。
終わり方にモヤっとしたが、有田さんの心の声やめんどくさい人の描写が絶妙。
こうやって人は嫌な奴になっていくんだな。
投稿元:
レビューを見る
海外を飛び回るバリキャリだったのに体脂肪率が高いために出張禁止を告げられた。
100ページちょっとで読みやすく、この主人公でシリーズ化しても面白そう!
投稿元:
レビューを見る
100分でサクッと読めたが、中身は濃い。冷ややかな悪魔は人の判断基準としてあまりにも当然に染みついてるかも。
投稿元:
レビューを見る
もう中盤から笑いが込み上げてきて、「主人が白浜でパンダにハマっちゃって」で吹き出してしまった。あー面白かった!
投稿元:
レビューを見る
2025.04.16
今月は3冊目の読了本になりますが、やっぱり面白いです!!
石田夏穂さんの筋トレ小説!!
いやぁ〜あんだけ嘘がぽんぽん出るのは面白かったです!!
投稿元:
レビューを見る
ゲラありがとうございました!
体脂肪率30%を超えると海外出張できない!?そんなルールができてしまった。
革新的だけど、なかなか厳しいし周りに気づかれるのが恥ずかしいルール…。
再び出張に行くためには、体脂肪率を落とさねばである。そこで拾ってしまった結婚指輪。
その指輪をなぜか薬指にはめてしまって…、
そこから主人公の物語は大きく変わっていく。
結婚している、子供がいる、嘘を重ねてしまうユカリ。冷ややかな悪魔は一体誰なのか。
嘘を重ねたユカリ本人のことなのか、嘘をついていたと気づいても動じず冷静な白川なのか。
はたまた、結婚が云々いってくる上司や同僚なのか。そんな社会なのか。私が深読みしすぎかもしれませんが、、笑
石田さんは誰を(?)想定してタイトルをつけたのでしょうか…!とっても気になります
投稿元:
レビューを見る
共感度MAX!!
私も未婚者扱いを受けるのが面倒で結婚指輪風に指輪をしていたことがある。(実際未婚なのだが)
自由にしたくて1人で出掛けたり旅行したりしているのに、哀れまれたり訳あり認定されたり、世間の目と口は厳しいものである。というか、中年以上の未婚者の扱いに慣れていないのだろうな。普通でいいのに。