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ブッダの瞑想レッスン
修行の世界を垣間見る
スタート地点の「慈しみの瞑想」から悟りへの最終ステップ「七覚支」というゴールまでをわかりやすく紹介する、《本物の瞑想》の実践を目指すためのガイドブック。
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2024/05/17 09:05
ヴィサッパーナ瞑想の先にある『七覚支』に瞑想の奥深さ、人間の業の深さとそこからの脱却の難しさを感じた。
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴィサッパーナ瞑想に関心があり、スマナサーラ師の著書を『考えないこと ブッダの瞑想法』、『ヴィパッサナー瞑想 図解実践 自分を変える気づきの瞑想法 決定版』の順番で読んで、本書に至った。簡易な本からステップアップしていったので、この本は分かりやすく読めた。慈悲の瞑想、ヴィサッパーナ瞑想については『ヴィパッサナー瞑想 図解実践 自分を変える気づきの瞑想法 決定版』が一番詳しい。アンチョコにやるならば『考えないこと ブッダの瞑想法』の方が分かりよい。本書は前2冊と比べると、くだけた感じで説明が分かりやすい分だけ慈悲の瞑想、ヴィサッパーナ瞑想についての方法は簡略していると思う。
本書の肝は『七覚支』があること。全体の中だと5分の1ページ程度でしかないが、瞑想の奥深さ、と言うか人間の業の深さとそこからの脱却の難しさを感じた。また、スマナサーラ師の言をまともに取ると安易に瞑想など出来ないと感じた。もっとも、安易な気持ち、覚悟でするものではないのは当たり前だと言えば当たり前なのだが、もう少しオブラートで包んだ物言いをしてもらえるとなぁ等と感じた。一瞬、やる気が失せた。
誹謗まではいかないが他の宗教を批判、否定するような表現が見受けられてその点はスマナサーラ師によい印象が湧かなかった。
ヴィサッパーナ瞑想については幾つかの派があるようなので、ゴエンカ氏の『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門 豊かな人生の技法』、グナラタナ・バンテ・ヘーネポラ師の『ヴィパッサナー瞑想の教科書 マインドフルネス気づきの瞑想』、ラリー・ローゼンバーグ氏の『呼吸による癒し 実践ヴィパッサナー瞑想』、変わったところではカトリック神父様の柳田敏洋神父様の『神を追いこさない キリスト教的ヴィパッサナー瞑想のすすめ』等も読んでみたい。要は瞑想することなのだけど。