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無責任の新体系
著者 荒木優太
海外に出かけテロリストの人質になると「自己責任」論が叫ばれる一方、甲子園球児の不祥事が発覚するとそのチームが不出場となるように「連帯責任」の縛りも強い。若者は、社会から同時に押しつけられる「責任論」とどう対峙すべきなのか? 自由に生きる道はあるのだろうか? 丸山眞男、和辻哲郎、高橋哲哉、加藤典洋、ロールズ、アレント、レヴィナスらのテクストを読み解きつつ、日本社会における匿名性の可能性と限界について考察するフリーター系社会超批評。作戦名は「ウーティス(誰でもない)」。
無責任の新体系
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無責任の新体系 きみはウーティスと言わねばならない
2022/08/14 07:38
自己責任論
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近喧しい自己責任論に一石を投じる、という内容ではありません。
そうした自己責任論に違和感を感じながら、この本で論じられるのはアーレントとかレヴィナス、それから加藤ー高橋論争など。それはそれでおもしろいが、自分がこの本を読もうとした関心領域とはずれていた。