人撃ち稼業
著者 井原忠政
時は天保十二年。丹沢で熊獲り名人と呼ばれている玄蔵は、恋女房の希和とふたりの子どもと共に幸せに暮らしていた。そんなある日、御公儀徒目付の多羅尾と名乗る武士が突然玄蔵の元にやって来て、「お前、江戸に出て武家奉公をしてみないか」という。どうやら己の鉄砲の腕が欲しいらしい。とんでもないと断ろうとした玄蔵だが、「お前の女房は耶蘇なのか」と脅され、泣く泣く多羅尾と共に江戸へ……。孤立無援の玄蔵を待ち受けている苛酷な運命とは!? 人気作家による、手に汗握る熱望の書き下ろし時代小説、新シリーズ。
闇夜の決闘 人撃ち稼業(三)
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殿様行列
2023/05/22 18:40
鉄砲名人は暗殺者になりうるのか
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代末期の世相を少し描いているとはいえ、登場人物は少なく、小さな世界で終わりそうだが、主人公の鉄砲名人玄蔵の心の迷いは、つらいであろうことが感じられる。脅されて鉄砲による暗殺を遂行するのは、大きなストレスになりそうだ。終章の心身の変異は、今後にどんな展開をもたらすのか、興味深い。
人撃ち稼業
2022/11/01 10:32
幕末期のゴルゴ13か
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
鉄砲名人の猟師が、人撃ち稼業へと、ある目的のため、拉致されることで始まる物語。ある目的は、まだ明らかにならないが、時は幕末、鳥居耀蔵が雇い主となれば、薄々と分かるものである。鉄砲を撃つ場面は、臨場感があり、面白い。今後の展開が楽しみである。