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74件
ズッコケ三人組の卒業式
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ズッコケ心霊学入門
2019/11/13 20:25
面白い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
3人組は相変わらず面白いです。3人組以外の登場人物もいかにもいそうな人たちで、嘘っぽくないのが良いです。
うわさのズッコケ株式会社
2016/03/01 23:01
これ好きです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
数あるズッコケシリーズの中でもこのお話好きです。
会社を持つってたいへんだね、といろいろとお勉強にもなるのでは。
おもしろいですよ。
ズッコケ脅威の大震災
2023/12/31 12:45
一級のシミュレーション
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BK2_kwsk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ズッコケ三人組である。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんである。
その第37作で、1998年に出版された作品の文庫版。当時の私はすでにこのシリーズを卒業しているので、リアルタイムでは読んでいない。
それでも「ズッコケ中年三人組」を読んだのを契機にこのシリーズのことをネットで調べていたとき、この作品が目に留まった。この作品は、シリーズの他の作品とは時間軸が全く異なっていて、同じ時間線に乗っていない。
なにしろ、三人の住む町が大地震に襲われ大きな被害を受ける。家は潰れ、けがをする家族や友人もいる。本来、それだけで彼らの一年間の全てとなり、他のイベントが潜り込む隙間がなくなってしまう。
なので、今作品はパラレルワールドのような番外編なのである。
さてこの作品、未曾有の大震災に遭遇した小学生の視点から見た被災地のリアルを描いている。児童文学の枠をぶっ飛んでいるとさえ思う。
何しろ描写がすごい。発災時の様子、ニュースのアナウンス、避難所の風景から諸問題の発生まで。
文体こそ児童文学のそれだが、内容はぼやけることなく、置き忘れることなく丁寧に、それでいてソフトに描かれている。作者の筆力に圧倒されるばかりである。
これは一級のシミュレーション。そして読者がいろいろ考えることで、本人の危機管理能力向上に寄与することだろう。
私が小学生の頃夢中になって読んだズッコケ三人組。それは、作者が持つ小説家としての実力が抜きん出ていた故の夢中だったことがよくわかった。
私が今からこれを全巻読破することはないと思うが、当時の熱中が幸せなことであったと確信できる一冊だった。