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余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話
高校一年の冬、早坂秋人は心臓病を患い、余命宣告を受ける。絶望の中、秋人は通院先に入院している桜井春奈と出会う。春奈もまた、重い病気で残りわずかの命だった。秋人は自分の病気を隠して彼女と話すようになり、死ぬのが怖くないと言う春奈に興味を持つ。自分はまだ恋をしてもいいのだろうか? 自問しながら過ぎる日々に変化が訪れて……? 淡々と描かれるふたりの日常に、儚い美しさと優しさを感じる、究極の純愛小説。
余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話
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余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話
2024/11/26 15:42
初めてこんな早く読み終えた
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまねぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説が苦手な私ですが、この本は読みやすく内容に引き込まれ最後は涙しました。
余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話
2022/03/31 16:22
去り行く者同士のラブストーリーだけど、悲壮感・絶望感はなく温かい
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは問答無用に、本当によかった。
通常、病気をテーマにしたラブストーリーは、どちらかが「残される方」だけれど…この話は、どちらも「去り行く方」…
そのため、よくありがちな「死んでしまう人の気持ちなんて、あなたにはわからない」という擦れ違いは起こらない。
しかし、余命を宣告された者同士でありながら、悲壮感・絶望感はなく、むしろ全体的に温かい。
唯一、惜しむところとすれば、主人公の家族の描写が少ないところ。余命が宣告されたとは知らずに後半まで行ってしまうため、もしこのまま主人公が亡くなったら、残された家族の悔いはどれほどのものかと、そこだけとても心配した。
まあ、たしかに主人公の家族が「子供がいつか死ぬ」とわかったら、家から出さないなどをし、ラブストーリーが進むこともなかっただろうし、家族の話まで描いてしまうと、テーマがぶれてしまうだろうから、これでちょうどよかったのかもしれない。
ガーベラの花言葉など、本数によって意味が変わるとは知らなかったので、それも勉強になった。
読んだあと、しばらく自分の生き方を考えたくなるような作品でした。