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ほたるいしマジカルランド
大阪の北部に位置する蛍石市にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」。「うちはテーマパークではなく遊園地」と言い切る名物社長を筆頭に、たくさんの人々が働いている。アトラクションやインフォメーションの担当者、清掃スタッフ、花や植物の管理……。お客様に笑顔になってもらうため、従業員は日々奮闘中。自分たちの悩みを裡に押し隠しながら……。そんなある日社長が入院したという知らせが入り、従業員に動揺が走る。
ほたるいしマジカルランド
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紙の本ほたるいしマジカルランド
2024/01/12 15:59
働くことの意味を問われる。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
関西、京阪沿線住みの私としては
この物語のモデルとなった遊園地には
かなりの思い出があったので、読んでいてとても頷くことがありました。
某夢の国や関西のハリウッド系ランドとは違い、この遊園地は、昔ながらの遊園地という感じです。
今でさえ、人気アニメや漫画のコラボ展示をしていますが、
電車で横切る時は、観覧車…動いてる?といった感じです。
それでも、毎日そこで働く人たちが居て、色んな思いで仕事に取り組んでいる。
様々なお客様の要望に応えつつ、自分の在り方についても思いを馳せる。
夢の国でなくても、誰かの素敵な一瞬に協力している。
そして、誰かが欠けても、歯車は回らなければいけないという社長の思い。
働くことの意味とは何かを問われているような一冊でした。
"生きていること。生を全うすること。山田はそれこそが、すべての人のもっとも重要な仕事だと思っている。それができていれば上等なのだと。"256頁
紙の本ほたるいしマジカルランド
2022/10/22 18:43
遊園地で働く人たち
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆んなに楽しい思い出を演出してくれる遊園地。
そこで働く人たちを一週間の連作短編で描く。
最初ちょっと?
と思ったが、水曜日の篠塚八重子さんの章でぐっと惹きつけられた。
寺地はるなさんの小説はやっぱりいい!
コマーシャルで一躍有名なマジカルおばさんの名物社長国村市子、息子の左門、兄弟のように育った佑、ガーデナーの山田勝頼、インフォメーションセンターの萩原紗英、みんなと一緒にマジカルランドで働きたくなる!
紙の本ほたるいしマジカルランド
2022/02/20 12:34
お仕事小説ではなかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TOM - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんのPOPに『お仕事小説です』って書いてて、キラキラいきいき、お仕事大好き!て話なのかな?と何度か本屋さんでスルーしてたのですが、やっぱり気になって読んでみたら、お仕事小説っていうより
生きていく中で大切にしていきたいものは何か。を遊園地という場所を通して、ほわりと話しかけてくれる作品でした。
情景描写が細かくないのにその場面が見えてくる不思議。文章のリズムが良くて内容もリズムも楽しめる本です
紙の本ほたるいしマジカルランド
2023/02/12 10:20
薄い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな人たちが出てくるんだけど、それぞれ薄いんだいなあ。
一面しか見えてないのに、それがすべてみたいな。
深みが全くなくて、薄っぺらい感じしか残らない。