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株式仲買店々員
著者 著者:ドイルアーサー・コナン , 翻訳者:三上於菟吉
底本名:世界探偵小説全集 第三卷 シヤーロツク・ホームズの記憶
底本出版社名:平凡社
底本初版発行年:1930(昭和5)年2月5日
入力に使用した版:1930(昭和5)年2月5日
株式仲買店々員
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2024/07/01 01:09
☆The Stockbroker's Clerk☆
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームズの鋭い観察眼が、事件の真相を紐解く。
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~あらすじ~
勤務先が倒産し、モーソン商会に転職することになっていた株式仲買人のパイクロフトが、バーミンガムにある別の会社の営業支配人として雇われることになった。ところが、この会社は名ばかりの小さな事務所で、社員はパイクロフト1人だけ。また、この職を斡旋した男と会社の社長は変装した同一人物ではないかと疑い、不審に思ったパイクロフトは、シャーロック・ホームズに真相の調査を依頼する。
フランコ・ミッドランド金物会社の社長ピンナーは、パイクロフトに入社承諾の誓約書を書かせ、さらに、モーソン商会へ入社断りの手紙を書かないでほしいという。そして、仕事の内容とは、人名録から金物業者の名前を書き写させることだけであった。
数日かけて金物業者の名前を書き写した書類を提出すると、次は家具商の名前を書き写させられた。
ホームズとワトスンは、パイクロフトの友人で失業中の身ということにしてピンナーに会う。すると、ピンナーは恐怖におびえた顔をしており、彼らと少し話をしただけで部屋に引っ込んでしまう。そこで大きな物音がしたので、3人が部屋に飛び込むと、ピンナーが自殺を図ろうとしているところだった・・・