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ダ・ヴィンチ・コード
著者 著者:ダン・ブラウン , 訳者:越前 敏弥
ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く……。
ダ・ヴィンチ・コード(下)
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ダ・ヴィンチ・コード 上
2007/08/12 19:37
予想を裏切る面白さ、、ってそんな予想勝手にしていた私が馬鹿
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
えーっ今ごろ読んでるの!?って
失笑気味の笑いが、モニターの向こうから聞こえそうですが、
今ごろ、読みました。
本が、映像化されるどころか、二次使用でもうDVDにまでなっている時期ですが、まぁいいじゃないですか、、。
もうみなさん、ご存知の本なので、あらすじなんかも無しで、今回は、軽めにさらさらと、、。
この本、縮小傾向にある翻訳エンター分野で久々の大ヒット本でして、
これを期に翻訳エンターが活気付けばいいのですが、
角川一人が、どうやら大もうけといった感じみたいです。
角川も、そんなに翻訳に力をいれてやっている本屋ではないのですが、
細々やっているわりには、
フォーサイスとか、キラーコンテンツを単品で時々握りあてている感じですね、、。
で、本書ですが、世界的ベストセラーの一般的傾向で、
普段本を読まない人をひきつける程度には面白が、
そんなにいうほど、めちゃくちゃ面白いわけでは、なく
この程度の本は、翻訳エンターにたくさんあると、書こうと
読む前から手薬煉(てぐすね)引いて待ち構えていたのですが、
読んだら、なんと、
おもしろいじゃないですか、、。
博物館から脱出するだけにも、ドキドキで、仕掛けがあったり、
で、けっこうノンストップものだし、
謎解きというか、薀蓄って感じですが、
それも、結構楽しいし、
しかし、ダ・ヴィンチの謎というより、
途中からキリスト教全般の謎に切り替わりますね、、。
解説でもかいてありましたが、
キリスト教圏では、聖杯のブームだとか、、。
実は、ケイト・モスの「ラビリンス」でも聖杯を扱っていました。
感服しました。完敗しました、面白かったです。
完璧にオススメできます。
この本を入り口に、翻訳エンターをみんなが
読むようになってくれれば、いいのですが、、、。
ダ・ヴィンチ・コード 上
2009/06/11 20:17
登場人物の誰も信じられません。
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下 ダン・ブラウン 角川文庫
上巻を読み終えたところで感想を書き始めてみます。この本はもうずいぶん前にベストセラーに なりましたが、ようやく読み始めることができました。わたしは、読みたい本を常時部屋の片隅に何冊か並べてあるのですが、そのなかに家族が読みたい本があると彼らが持っていってしまいます。さらにその本が また貸しされるので、本が戻ってくるまでわたしは読めません。今は、たしかチームバチスタのなんとかという本が行方不明です。いつ返ってくるのかはわかりません。このダ・ヴィンチ・コードも上巻、中巻、 下巻がてんでばらばらに姿を現したり消えたりしていました。
さて感想です。「47都道府県女ひとりで行ってみよう」益田ミリ著にも著者がこの本を読み始めたのだけ れど、名前を記憶するのが大変とあったのですが、登場人物や組織の名前・名称をメモして記憶するところ から始めました。シオン修道会、ルーブル美術館のソニエール館長76 歳とメモしながら、自分も一度はルーブル美術館と大英博物館へ行ってみたいとひとつの夢が決まりました。大学教授のラングドンさんとソフィー解読官が主人公で、シラスさんが殺人犯人で、みんなが欲しいのがキーストーンなる石で、あとは警察関係者が何人か登場しています。
キーストーンで何が得られるのだろうか。ふたつの場面を交互に書く方式は、推理小説を作成する場合の手法のひとつのようです。最近読んだ「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎著もそうでした。そして、読者を引っ張るために物語には「秘密」が必要です。
モナ・リザ、岩窟の聖母などのダヴィンチの絵が語りかけてきます。とても面白い。暗号解きも楽しい。中巻へ移りました。ラングルドン教授とソフィー解読官の協力者がいないとふたりは逃げ切れません。映画のような場面が続きます。わたしは、キリスト教に関する解説は理解できません。聖書を読んでいないと、いや読んでいても理解できない気がします。イエス・キリストはもともと人間だったというキリスト人間説はわかりやすい。信仰心がない日本人の現実的な考え方は、近代的な良い慣習という判断にたどりつきます。
ソフィー解読官についていえば、彼女は女性なのですが、記述を読む限り、彼女は女性ではありません。男性が想像する理想の女性像というポジションで描かれています。
下巻へ移りました。わずかひと晩の出来事とは思えないほど長いお話になりました。どんな困難でも克服できそうな気持ちにさせてくれる展開です。殺人犯シラスと首謀者の関係者レミーの逆襲ややりとりは、うまく行き過ぎていて、かえってつまらない。作者にとっては、読者がだましの対象者です。もう登場人物の誰も信じられません。人間界の有様(ありよう)を提示しているのでしょうか。導師が誰なのか思いを巡らせています。ラストシーン近くは松本清張作品映画「砂の器」のようです。
読み終えてみて、わからないということがわたしのつぶやきです。結局「聖杯」はなんだったのだろう。最大のミステリーです。ルーブル美術館館長のソニエールさん一族に関する家族愛だったのだろうか。
ダ・ヴィンチ・コード 中
2019/07/26 02:54
未だ真相には行かず
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと本筋のキーワードに
たどり着いたのかな??
ソニエール館長の謎が深すぎる!
重大・重要だからこそ
厳重に何度も謎を残すわけだけど…
ここまでやるか!っていう執念を感じた
一言ですげぇ…!
最後の晩餐、改めて見てみようと思う