電子書籍
戯曲 毛皮のマリー 血は立ったまま眠っている
著者 著者:寺山 修司
美しい男娼マリーと養子である美少年・欣也とのゆがんだ激しい親子愛を描き、1967年の初演以来、時代を超えて人々に愛され続けている「毛皮のマリー」。そのほか1960年安保闘争を描いた処女戯曲「血は立ったまま眠っている」、「さらば、映画よ」「アダムとイヴ、私の犯罪学」「星の王子さま」を収録。寺山演劇の萌芽が垣間見える、初期の傑作戯曲集。
戯曲 毛皮のマリー 血は立ったまま眠っている
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2009/05/15 10:07
本ってルックスもだいじ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
角川文庫に問い合わせたのはいつのことだったかしら。
「毛皮のマリーは発売されないんですか!!」
そのときのお答えは予定はないということでした。
角川文庫の寺山修司がハナエちゃんの表紙で
とってもおしゃれにキュートに蘇ったとき
嬉しくて一気に購入。そのとき気になっていたのが
「毛皮のマリー」が入っていなかったってこと。
当時ちくま文庫の寺山全集みたいなのがあってそれに収録されていたのですが絶対にかわいらしいこのハナエちゃんバージョンの角川で読みたい!!
と思ったものでした。
本屋さんでみつけてすぐに抱きしめるように買って帰ってきました。
じつは日本が舞台の戯曲って苦手意識があったのですが
これはおもしろかった。寺山ファンということもあるのですが。
戯曲というのはもちろん、役者のイメージから始まって見せること、聞かせることを意識して書かれたものだから小説とはまったく違った趣き。
きらめくせりふの数々。そこにはただ情報としての言葉が並んでいるのではなく、生きるということを端的に表した宝石が詰まっています。
「血は立ったまま眠っている」はテーマがすこし難しすぎて読むのが遅くなりましたが、それでもせりふの煌きだけは眩しかった。
小説よりも「ひらかれた世界」がそこにはあって人間を感じられる。
そういう可能性が戯曲には、寺山修司の戯曲にはあると思います。
それと・・・・・・。最近角川文庫っておしゃれになりましたね。
ついつい欲しくなってしまう装丁。本もルックスはだいじです。
手にとるきっかけにもなるしね。
2020/05/08 13:03
変幻自在の戯曲集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
倒錯的な世界観や、背徳感たっぷりとしたキャラクターが目白押しです。今の若い役者さんにも、挑発的な演劇にチャレンジしてほしいですね。
2022/11/21 22:37
ほとんどよくわからなかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
寺山修司初期の5つの戯曲が収められている。はっきり言ってほとんどよくわからなかった。同性愛者や異性への仮想などがよく出てくる。5編のうち「血は立ったまま眠っている」「星の王子さま」がまだマシだった。