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アンダカの怪造学
はてしなく遠い隣りの異世界――アンダカ。これはアンダカに棲息する生物(モンスター)をこちらの世界に召喚する《怪造》が一般的となったそんな時代のお話……。怪造生物(モンスター)と共存できる世界を夢見る少女・空井伊依は希望を胸に古頃怪造高等学校に入学した。だが、入学早々、恩師が召喚した怪造生物のせいで、とんでもない大事件へと巻き込まれ……!? 第8回角川学園小説大賞・優秀賞を受賞したミラクル・モンスター・レジェンド、ここに堂々の開幕!
アンダカの怪造学I ネームレス・フェニックス
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2007/05/28 05:47
怪造学校の学園祭♪
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
異世界から怪物を召喚する「怪造学」のある世界、そこを舞台にした少年少女の学園ファンタジー第五弾! 待ってましたの文化祭です! 好きなんです、学園モノの文化祭のお話。それぞれの作者さんによって文化祭の内容とか、こだわりがあって見比べると面白いかも……。
アンダカでは文化祭の内容っていうより、準備や祭に至るまでの陰謀のやりあいが主題だったんですが、これが面白い! 文化祭を引っかき回す不良の無城鬼京、「何もしない」と文化祭の仕組みを拒否する校内の人気者、虚島罠奈、そこに伊依を投げこんで、さらにアンダカの事情(代理戦争)をミックス、先が気になるどうなっちゃうの〜という怒濤の展開です! 毎回毎回、よく考えるなぁww
お互いの思惑の読みあいと、妨害や裏工作、こんな高校生いないよーこんな文化祭ありえないよーという内容でも怪造学校だから大丈夫! とことん最後まで面白いです! このシリーズすごい好き。日日日さんのシリーズのなかではちょっと地味だから注目されないけれど、お話としての完成度はいちばん高いんじゃないかなぁ?
2007/05/28 05:36
ブラックジャックを美少年にしたような
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンダカの怪造学シリーズ第三弾です。いつも思いますけどこの作者さん登場人物の引きだし多いというか、年齢層から人種、果ては人外キャラまで書きわけちゃうのがすごいですー。ふつうは美少女しか書けないーとかなっちゃうんですけどね。
ヒロインが小さな女の子ばっかりなのでそこが強調されがちですけれど、アンダカの怪造学の登場人物紹介(ここ詳しくて好き)を見ると、意外にキャラの平均年齢高いですしね。というか先生キャラ充実しすぎw 他の作家を見ると先生ってワンパターンなんですけど(登場しないことすらある! 学校は生徒だけで構成されてないのに!)、日日日さんはきちんと書きわけてる。そこらへんすごいなぁと思います。
今回、個人的に大好きだったのが新キャラの遊くん……。エヴァンゲリオンのカヲルくんみたいな(外見も似てる!)雰囲気と台詞で、すごい格好いいww 悪の魅力というか、悪の悲哀というか、とにかくもう……これは良いキャラです!
2007/05/28 05:18
こういう童話あるよね
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンダカの怪造学シリーズ第四巻ー。毎回このシリーズ、本が見た目より分厚くて読み応えあります。
今回、読みながらなんかすごく懐かしいーって感じがしました……。こういう童話、むかしに読んだ記憶があるんですが……なんだったかなぁ、霧の向こうの不思議ななんとかとか。それこそ、ファンタジーって感じ。こういう雰囲気を生みだすの巧いなぁと思います。
内容としては、前回の事件で校舎が壊れたので他の学校に間借りさせてもらうんですが、その校舎はどことなく変で……っていうかんじ。事件の始まりから終わりまでまるで映画みたいな演出で、最後まではらはらドキドキして読めました。これまで読んだなかではいちばん構成が巧かったような??
この巻で登場したイコミちゃん(漢字の順番が思いだせない……w なんかすごい独特な漢字)が好き。善意しかないっていう性格設定と、それゆえの葛藤がじょうずに書けてた。
第二部、スタート。期待してます。
2007/05/28 05:08
とべないけれど
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
う、うわぁ、切ないよー。
正統派学園ファンタジー、アンダカの怪造学の第六巻。のっけから卒業式で、哀しくも切ない雰囲気で進むんですが……ひゃあ、前回が明るい文化祭のお話だったからとくに今回は哀しくて……。
ねたばれになるので多くは書きませんが、今回、いつになく死んじゃうひとが多いんです……。一巻以来じゃないかな? ここまで被害者がでなかったのは主人公のイヨリちゃんががんばってたからだと思うんですが、ここまで成長して、ここまで成功して、幸せな未来が訪れようとしたときに、これ。
か、か、哀しい……。切ない。
この作品ではよく泣かされるんですが、今回はもう泣くというより胸がきゅんきゅんして、哀しかった……。
どうなるんだろ、次回。第三部。あぁ気になる。
2007/09/21 21:55
決戦開幕
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔王との決戦始まる
いままで謎とされてきた数々の設定が明らかになり、魔王・虚界・過去の秘密が徐々に見えてきます
知らぬ間に多くのものを背負わされていた伊依はそれでも伊依らしく、自分の道を選んでゆく・・
シリアスだけど馬鹿っぽい軽さが楽しいですね
変わらない心の強さを持つ伊依が良い感じ
まだ伊依しか出番がないですが、これからそれぞれのキャラクターが活躍していきそうで楽しみです
2007/05/09 01:19
雑多なストーリー展開
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
満を持して魅神香美メインかと思いきや・・
まるで出番なし
一つ一つのエピソードは面白いのですが、キャラクターも多く全体的に薄まってしまっている感じ
涼女の話にヴェクサシオンの話、怪造学会に大公たち、それぞれのキャラクター達や伊依の行動
ドタバタした喜劇や悲しいエピソード、陰謀や暗躍など様々な事が同時進行で描かれて、感情が追いつかない状態
メインだと思っていた涼女のストーリーがあっさり片付けられ、別のストーリーに乗り換えられていたのもなんだかもったいない気がしました
2006/05/08 21:34
謎だらけ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊依の初恋の人(?)仇祭遊登場
色々謎が深まりつつ、伊依の過去が明らかになったりしますが、全体を通して重たい感じの話ですね
濃いキャラクターばかり出てくる割りに、その濃さにそれぞれ理由があり、ストーリー自体も軽くないので微妙にリズムを損なっている気がします
トータル的なクォリティはけして低くないですが、出てくるキャラみんなが謎だらけで少し混乱しますね
2007/01/17 00:00
情報の統合
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
文化祭を舞台にした虚界の代理戦争
虚界の姿が段々と明らかになっていきます
アクの強いキャラクター達とそこに秘められた必然性は、いつもどうりですが魅力的
全体的に情報が統合され始め、これまでに散らばって配置されてきたキーワードが繋がりだしました
大公達も前面に出てきて、隠されていたもの達が明らかにされ出すドキドキがあります
ストーリーが綺麗に嵌まっていくのか、楽しみです
2006/10/06 11:29
メインストーリーが弱く、キャラクターが半端
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二部開幕
校舎崩壊した古頃怪造高校の生徒達が、殻蛇怪造高校に間借りする事になり・・・という展開
伊依や古頃の生徒達の話と爆川達の怪造学教授集会の話、そして謎の”虚無”と”喜悦”との対話の三つの話が同時進行します
メインとなる伊依の話を補完する他二つというちょっとミステリー的な形ですが、メインの話にパワーがなくて謎明かしに驚きがないです
伊依がモンスター好きなのは当たり前なのだし、むしろ次郎花のほうにスポットを当てた方が良かったように思う
また、心理描写がいまいち中途半端で唐突な感じ
キャラクターにもっと深く切り込んで欲しい
2009/05/09 23:47
箱庭
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結編
しかし、キャラクター的にもストーリー的にも、一番大事な部分を端折っている
小手先で感動を作ろうとしている気がしますね
テーマとしても「モンスター」と「魔王」が乖離してフィードバックがなく、「モンスターと友達になろうとしている主人公」伊依に価値がなくなっている
奇天烈で意味ありげなものにきちんと意味があり、「なるほど」と思いつつも「箱庭」としての小ささが見えてしまう
逆に「意味ありげだけど意味のないもの」は陳腐化してしまう
もっとメインテーマをストーリーに落とし込んでほしかったです
2008/01/10 21:24
設定と理由付けと心理描写
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーはほとんど展開せず、ヴェクサシオンの心理描写が繰り返され読みにくさがあります
アクションシーンと心理描写が3:7くらいの感じ
伊依と魔王軍とヴェクサシオンの三つ巴だったのを、一気にその一角を落としてしまいました
その他大勢のキャラクターの出番はほとんどなく、ヴェクサシオンがキャラクター設定と様々な理由付けを表に出して一人相撲で転げまわった話でした