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ねじの回転
両親を亡くし、英国エセックスの伯父の屋敷に身を寄せる美しい兄妹。奇妙な条件のもと、その家庭教師として雇われた「わたし」は、邪悪な亡霊を目撃する。子供たちを守るべく勇気を振り絞ってその正体を探ろうとするが――登場人物の複雑な心理描写、巧緻きわまる構造から紡ぎ出される戦慄の物語。ラストの怖さに息を呑む、文学史上もっとも恐ろしい小説、新訳で登場。
ねじの回転
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紙の本ねじの回転
2013/10/17 22:09
訳がこなれていて読みやすい
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリア・ゴメス - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前他の訳者でこの小説を読んだことがあります。そのときは難解でなかなか読み進むことができず、思わせぶりなくせに怖くもおもしろくもないなーという感想を持ちました。
ところがこの新訳では、前回とはうってかわって読みやすく、なんと一晩で読み切ってしまったのです。日本語がこなれているためでしょうか、情景をまざまざと頭に描くことができ、ストレートに怖さ、おもしろさが伝わってきました。
光文社古典新訳のシリーズを読むのはこれが初めてですが、なるほど、噂にたがわぬ読みやすさでした。