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世界が赫(あか)に染まる日に
著者 櫛木理宇
中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。その妹も同じ連中に性的暴行を受けたのだ。自殺願望を持つ同級生・高橋文稀が櫂の復讐の相棒となることを承諾。二人は予行演習として、少年法に守られて罰せられない犯罪者たちを次々と襲い始める。エスカレートする制裁の果てに待つ衝撃の運命とは?
世界が赫(あか)に染まる日に
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紙の本世界が赫に染まる日に
2024/04/05 15:12
世界が赫に染まる前に
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の櫂は、いじめの加害者に復讐するために、文稀と共にその予行演習として、他のいじめ事件の加害者達を私刑していく。
ごく普通の常識と正義感を持った櫂が、普通に文稀と友達になれたら良かったのに。2人の復讐旅行も、ただの、親友との楽しい旅行だったら良かったのに。時々みえる中学生らしさが、悲しかった。
いじめの被害者は、心身の傷や後遺症にずっと苦しんでも、加害者はその後、社会に紛れ込める。この小説では、その理不尽さを強く感じた。