サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. なみさんのレビュー一覧

なみさんのレビュー一覧

投稿者:なみ

373 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本ウツボカズラの甘い息

2019/10/28 21:11

まさに、ウツボカズラ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

解離性障害を患う主婦の高村文絵が、中学の同級生と再会してビジネスに誘われることで、大金と生きがいを手にして、輝いていく。一方、殺人事件を捜査する刑事達の話。全く違う二つの話がどんどん近付き、交わり、混沌としていく。
さあ交わったらどう展開する?サングラスの女は実在するのか?妄想か?ならば、どこまで妄想か?読みながらたくさんの?が浮かび、全て解決して、すっきり読み終わった。
最初から最後まで、引き込まれた。おもしろかった!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本傲慢と善良

2022/09/24 14:56

傲慢と善良

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

結婚、婚活における、傲慢と善良さから始まっているが、もっと自分の内面の、無自覚な傲慢さ、善良が過ぎた傲慢さに、目を向けさせようとしていた。わかりやすい表現で、読み応え充分だった。
自分を低く評価する人ほど自己愛は強いとか、無意識に自分の価値はもっと高いのに、と思っているから婚活がうまくいかないとか、印象的なフレーズがたくさんあった。特に、結婚相談所の所長の、観察眼の鋭い、ひねった考え方が、興味深かった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本リベンジ

2023/05/19 10:05

リベンジ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どんどん人間離れしていく、怪物リカ。
リカがどんなに不死身であろうと、アクロバティックな動きをしようと、それがリカなのだから、全て有り。
なかなか姿を現さず、リカの情報だけで話が進んでいくが、それでもリカの存在感はすごい。ねっとりとした闇と、臭いが漂ってくるようだった。
リカの意外な「協力者」も登場し、次回作が楽しみだ。
が、本編よりも「あとがき」の方が生々しく、ショックだった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本蓮の数式

2022/01/02 15:49

蓮の数式

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

夫と義母に虐げられてきた千穂は、ある日抑えてきた感情が爆発し、そろばんの個人授業をしていた透の元へ逃げる。
2人での逃避行が始まるが、明るい未来をまるで想像できない、破滅しかないような旅だった。次第に明らかになっていく透の過去。自分ではどうしようもない鎖に繋がれているようだった。透の孤独が底なしに深すぎて、つらい。
救いがないのに、ちょっとの救いを求めて、読むのがやめられなかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本屍人荘の殺人

2020/12/15 11:07

小説だからこそおもしろい。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

二重の密室殺人。ゾンビという、推理物を壊してしまいそうなモノを、テロとして、密室の一部として、うまく取り入れていた。おもしろかった。伏線がたくさんあり、何回か読み返して納得した。それもまた楽し。
小説より先に映画を観てしまった。映画ではゾンビがなんだか安っぽいし、ラストの明智もひどい。小説だからこそ生きるストーリーだと思った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本代償

2019/09/05 13:38

一気読み。

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

圭輔の少年時代や、裁判までの話は、達也の毒が蔓延していて、読むのがつらかった。が、反撃編ともいえる後半は気が楽で、さくさく読めた。
現実に、達也のような人間はいるんだろうなぁと思ってしまう。狙った相手を直接・間接的に追いつめて破滅させ、楽しむ。が、一見悪党とわからない。関わりたくないものだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本悪いものが、来ませんように

2019/06/28 15:32

読み進める程に、すっきり

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小さな違和感が積み重なっていく。
奈津子の年齢がはっきりしてなかったり、紗英との親友関係がいつから始まったのか、混乱してしまったり。でも読み進めるうちに明瞭になっていくのが、快感だった。
たくさん騙され、最後の最後まで仕掛けられた感じだが、全て繋がって、すっきりした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

一気読み

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

父が殺害され、真世は、叔父で元マジシャンの武史と共に、独自に犯人を探し出す。
なかなかクセの強い武史だが、洞察力、推理力は鋭い。ペテンまがいの強引な手法、刑事から情報を盗み出す手口など、手品師の域を越えていて、面白かった。独断的だが個性的で、魅力的な人物だった。
過去にも何かありそうで、続編が楽しみ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本アンマーとぼくら

2023/03/02 11:18

アンマーとぼくら

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

沖縄に移り住んだリョウと、お父さん、おかあさんの思い出に、お母さんの思い出。
子供以上に子供で、迷惑この上ないお父さんは、側から見ているのはいいが、関わると大変なタイプ。リョウは素直だし、おかあさんも、お父さんには勿体無い位、とても出来た人。そんな家族の、あったかい、優しい物語だった。
序盤から、「来たる別れの為に」的な物言いが感じられ、少しずつ不安が強くなっていくようで、落ち着かなかった。が、さすが有川さん、悲しい物語も、暖かい未来にしてしまう。素敵なお話だった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本楽園の真下

2022/07/30 16:24

楽園の真下

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自殺者の多発と巨大カマキリがどう結びつくのかと思っていたが、見事に関連付いていた。
「読み始めたら止まらないパニック・ホラー」の通り、中盤以降は一気読み。特に、巨大カマキリとの死闘は、怖いけど読んでしまう状態。想像するとゾッとするし、怖いのにやめられない。夜だったら、びくびくしてしまう。昼間に読んで、良かった。
緊迫感の中での、荻原さん独特の軽い調子が、ふっと息をつけた感じだった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本凍てつく太陽

2021/02/21 14:55

読み応えあり

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

終戦間際の重苦しい緊迫した生活、特高、民族差別、殺人事件など、盛りだくさんだが、全てがつながり、読み応えありでおもしろかった。
どの位史実に基づいているのだろう。それを考えながら読んでいた。脱獄犯・白鳥由栄は事実だし、室蘭空襲も、室蘭に軍需工場があったのも事実。フィクションとノンフィクションが絡み合っていて、ストーリーに深みを増しているようだった。
悲惨な描写も多かったが、未来に希望の持てそうなラストが、良かった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本崩れる脳を抱きしめて

2021/01/11 22:03

切なくて、じんわり

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

途中でやめられず、一気読みするしかなかった。
恋愛、ミステリー、主人公の成長物語、いろいろな面を持っていたが、読み終わって、心の奥がほんのり温かくなる感じだった。願わくば、幸せが少しでも長く続きますように。
同僚の冴子も魅力的、広島弁も魅力的。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本ノーマンズランド

2020/12/22 21:20

ストーリーも登場人物も良いー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大好きな姫川玲子シリーズ。
日下主任に抑えられ、いつもよりおとなしめの玲子だったが、以前の刺々しさがなく、意外と良い関係かも。湯田や葉山、保さんも登場し、懐かしい。あ、井岡も。
玲子と武見との関係に菊田が絡んでいくのか、また、勝俣の過去も描かれ、不穏な未来へ向かいそうな気配がある。幾重にも今後が楽しみだ。
ラストの雨のシーンはインビシブルレインを思い出させ、切なくなった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本望み

2020/09/19 22:14

被害者・加害者双方の絶望

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高校生の息子が行方不明に。その後、息子の友人が殺害され、息子は加害者か、又は息子も被害者か、わからない状況になる。
加害者でもいいから生きていてほしいと願う母親と、状況から被害者だと思う父親。でも違うかもしれないと揺れ動く、2人の心情。小説のほとんどが2人の苦悩だが、マンネリせず、じわじわ、どんどんと2人の絶望が伝わってくる。最後はとげのように刺さってくる。
被害者側、加害者側両方の絶望がひしひしと感じられて、つらいストーリーだった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本レゾンデートル 存在理由

2019/12/09 15:25

知念作品の中で一番、かな

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今まで読んだ知念作品の中で、一番良かった。
雄貴とジャックの事件と、沙耶とペンダントの事件が絡み合い、雄貴の病気の進行もあって、ずっとハラハラドキドキ。
雄貴と沙耶のお互いを思いやる気持ちが、殺伐としたジャックのストーリーと対称的で、ほっとし、暖かい空気になり、潤いにもなった。
ジャックの話だけだったら、あまりに冷たすぎた・・。
「死ぬ時は笑って死にたい」、そのための先輩医師の話が、印象的だった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

373 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。