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紙の本お誕生会クロニクル Happy Birthday to you
2020/12/01 18:42
楽しい日であるはずなのに…
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
誕生日を巡る思い出や思い入れにまつわる短編が入っており、すべて登場人物で繋がっています。7本読み終わるとグルリと一周する年代記です。
児童の「お誕生日会」が問題になったことが切欠で、自分の子どもの頃に思いを馳せます。
楽しいはずの誕生日が苦い思い出に変わっていく。でも、その苦い思い出も時間が経てばほのかな優しさを放ち始める、そんな温かい読後が得られます。
紙の本お誕生会クロニクル Happy Birthday to you
2020/11/02 08:51
お誕生会に纏わる短編集
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お誕生会に纏わる昨今お馴染みな問題から考えもしなかった観点の問題までを、ちょっとアイロニックに紡いだ連作短編集。7話全てにネガティブな要素が組み込まれているが、どれも些細な試みで一変出来る事を示す、暗澹たる今を鼓舞する様な応援ストーリーで、起伏がある分より後味がとても晴れやかに感じた。絶妙な繋がりに気付いてからはワクワク度も増し、違う角度からも同じ問題がピックアップされている所が一番興味深く面白かった
紙の本お誕生会クロニクル Happy Birthday to you
2024/04/24 14:15
そういえばそうだった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しい思い出として記憶にある子供の頃の誕生会を改めて思い出してみると、○ちゃんは呼んでくれたから… ○ちゃんの時は○くんが来ていたから… などマウントをとるようなことも考えていたなと思った。
ひとりひとり違うのが当たり前で、比べたって仕方がないのに。自分ばかりが損をしたり、辛かったり、大変な状況だと思ってしまいがち。
相手を尊重し思いやるには、自分の中に常に余白が必要だなと思う。
紙の本お誕生会クロニクル Happy Birthday to you
2022/02/20 21:06
偲ぶとは。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TOM - この投稿者のレビュー一覧を見る
お誕生会を通して人の有り様をみる短編集。
震災と同じ日に生まれた子どもを被災地に住む祖母はどうしても祝う気持ちになれず、母とのわだかまりが生じている━。
悼むとは。
偲ぶとは。
想うとは。
ページをめくる手を止めて考えさせられるお話でした。