- みんなの評価
2件
スッタニパータ~ブッダの言葉~
著者 今枝由郎(訳)
インド北部に生まれた王子は、人の苦しみを乗り越える道を探るべく、29歳で裕福な生活を捨て、修行の旅に出る。そして6年ののちに「目覚めた人」すなわちブッダとなると、残りの生涯を説法に捧げた。人々の質問に答え、有力者を教え諭すブッダのひたむきさが、いま鮮やかに蘇る。
スッタニパータ~ブッダの言葉~
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
スッタニパータ ブッダの言葉
2022/06/04 11:34
読みやすい仏典
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢訳経典に使われているような訳語を採用しないで、敢えて読みやすい翻訳を目指しているとの事。ここで出ている歎異抄のように訳者が持つイデオロギーと語感(梁塵秘抄は「昭和のムード歌謡」と腐されるだけあって、もっとひどい)が災いして「超訳」みたいな代物だが、こちらはそうではない。
注釈は岩波文庫のように本文に続いてドン、と掲載されてはいないが、本文の左頁についていて、原始仏教や当時の社会などの紹介に徹している。
確か光文社古典新訳文庫で仏典が出るのは歎異抄に続いて2冊目だと思うが、他のパーリ語経典なり大乗仏教の経典なりも出てもいいと思う。
スッタニパータ ブッダの言葉
2022/03/21 16:56
読みやすい原始仏典文庫
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どんな名前つけようかな? - この投稿者のレビュー一覧を見る
活字の大きさ・行の間隔が適切で、注釈の位置が見開きページの左側に統一してあるため読んでいて楽である
注釈の内容も難解にならない配慮が出来ている
光文社古典新訳文庫における「いま、息をしている言葉で、もういちど古典を」にふさわしい文庫である
この訳者は「ダンマパタ」も過去に別出版社で翻訳しているので、今後当文庫における原始仏典の出版が楽しみである
内容については他の人の見解に任せたいと思う