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読売屋 天一郎
著者 辻堂 魁
築地の読売《末成り屋》。その主、水月天一郎の元へ勘定吟味役と水油仲買商人が癒着しているとの情報が入った。探索を始めた天一郎はすぐに何者かに襲われる。そして、新たに入った情報を追う天一郎の前に現れた侍たちの影。正義のため瓦版に命をかける天一郎の剣が煌めく。迫力の剣戟に胸躍る展開、心を打つ物語――。大人気の著者が放つ渾身の新シリーズ第一弾。
読売屋 天一郎
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2020/01/12 16:38
続きをぜひ読みたいです。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
忽然と消えた公平が再び姿を現し、そしてまたいずこへともなく旅に出ました。
ここまでが読売屋天一郎の6巻。
続きは、いつ出るのでしょう。
天一郎と美鶴がこのままというのは、歯がゆいです。
さりとて、天一郎は旗本の部屋住みから読売屋へ転身し、美鶴は家老の一人娘。
仮に婚儀に至るとしても、たやすくハッピーエンドに漕ぎつけるかどうかわかりません。
それでも、続きを楽しみに待ちたいです。
2020/01/11 06:51
「剣」よりも「心のひだ」が多く描かれている小説だと思います。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
和助が騒動に巻き込まれた筋でした。
突然現れてお慶と名乗った娘と、ハッピーエンドが待ち受けるのかと思いきや、商家の跡取り娘と武家では隔たりが大きく、彼女からの求婚に心を鬼にしてあるいは心静かに身を引いた和助。
和助なら大きい商家に入っても朗らかに笑って務まるような気もしたのですが。
2020/01/09 23:43
今回も楽しく読みました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、三流の一家に絡んだお話でした。
辻堂作品の大半に見られるのか、このシリーズだけなのかはわかりませんが、「決して怪しい者ではありません」といった言葉を天一郎たちが口にします。
「怪しい者ではない」と言って、いったいどれくらいの人間が信じるでしょうか。
今の時代だから信じないのであって、江戸時代はすぐ信じていたのでしょうか。
話の筋から外れたことを書きました。
ストーリー自体は、今回もワクワクしながら読みました。
2020/01/07 06:31
天一郎が生まれる前の話。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
修斎の甥っ子の悲劇を絡ませつつも、天一郎の亡くなった父親水月閑蔵と竹川の間柄、閑蔵の命を奪ったのは竹川だったという古い事実を明らかにしています。
やりきれない思いを超えて竹川をいとおしむお登紀、温かい愛ある終わり方でした。
2019/06/06 08:03
楽しく読めました。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今の時代小説は脚本みたいなものも多く、情景描写が極端に少ないものもあります。
じつは情景描写から人物の心情を推し量ることも読書の面白さなので、いかにも江戸時代っぽくしたセリフが次々続くというのは、感心しません。
辻堂作品もセリフが多いほうだと思いますが、要所要所に心地よい描写を挟んでいるので、余韻が膨らみます。
2015/02/06 03:20
面白し
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投稿者:竜生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻堂さんの書く殺陣の場面は、スピード感と意外性があって好きである。それだけにチャンバラのない物語は、いささか読むのに時間がかかる。物語は4人の御家人の厄介が、水月天一郎を中心にして読売屋をやっている。勿論、読売屋であるから事件を追って取材をするが、今回は天一郎の父親の知り合いという武士が、老体をむち打って新潟の高田から出府してくる。父親と知り合いだったというこの老体の武士は、天一郎の父親との経緯を話しに来たと云う。この話しがメインで、今回は仲間の一人、
三流が準主役である。甥を殺されたことからその復讐をする話であるが、中々腕が立つ。あと一人姫路酒井家江戸家老・壬生左衛門之丞の娘壬生美鶴が重要な役割を果たしている。天一郎も美鶴もお互いに惚れていながら気が付いていないという難物。しかし、美鶴さんは滅法腕が立つのである。天一郎の殺された父の敵は高田から来たろう武士で、天一郎は病に倒れた老武士を仇として打つことはしなかった。むしろこの老武士の昔の仲間が口塞ぎに来るのを、美鶴と二人で倒すという立ち回りが入ってくるのである。美鶴は女伊達らに生やさしい技の持ち主ではなく、天一郎の助けを借りることなく用心棒を一人で倒すのである。