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声に出して笑える日本語
アナウンサーの致命的な言い間違いから、思わずニヤリの上品な下ネタ、そして愛すべき落語の世界の味わい深いセリフまで。酒場で飲んでいても昼寝中でも、行き交う言葉に耳を澄ませて集めた「笑える日本語」の数々。落語家にして小説家でもある著者ならではの「耳の付け所」が冴え渡る! 確実に笑えてタメになる傑作エッセイ。一席、お付き合いのほどを。(『日本語通り』改題)
声に出して笑える日本語
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2012/03/11 00:37
素直に笑っちゃえばいいのだ。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
噺家さんなんで、特に言葉には敏感なようで、飲み屋を始め街中でたくさんのネタを仕入れてくれてます。その「仕入」のアウトプットが本書。
笑えます。言葉を扱うプロでもあるから、読みやすい。肩肘張らずに気楽に読める分、クスリ、と軽く笑える場面がたくさん出現します。
そしてオヤジギャグ、受け狙いじゃないかとちょっと疑うようなネタ、このあたりで笑わせてくれながら、ちょっとした言葉使いの由来とか、そんな教養も教えてくれてますよ。気づかずにいつのまにか身についているかも、です。実はそのような身につけ方が最も有効なんですよね。机に向かって暗記するよりも、やっぱり「笑いながら」覚えちゃうのが一番忘れにくい。
パソコンの誤変換、お年寄りの珍解答、アナウンサーの言い間違いなど、痛快でありつつも、実はこれらって「正解」がわかっていないと誤まった変換、解答を笑えないんだなあ、と気づいたんだね。落語家さんだから、言葉に対する感性が普通の人よりも研ぎ澄まされている分、味のある間違い、笑い飛ばせる間違い、こういうのが「向こうから飛び込んでくる」感じなんだろうね、常にアンテナはってる状態にあるから。
こんな箇所がありました。
□を埋めなさい。人を見下すことを何というか。
鼻で□□□。
小学校の国語の問題。実に3割が、□□□に、「かくね」と入れたそうだ。若者風のアクセントなしのフラットな発音で「鼻、でかくね」。見下してますよね。正解ですよ、これ。
こういうのを目くじら立てるのではなく、「笑える」に分類する著者の感性、好きですねー。
もう一つ試験ネタで、
「あたかも」という言葉を使って文章を作りなさい。日本語を学んでいる中国人の解答です。
「冷蔵庫に牛乳があたかも」
いいね!ボタンおしちゃいますね。
実は30年以上前の小学校時代の思い出の一つがこの類なんです、自分にとって。鼻血が出るほど笑った記憶があって。
日本語、言葉に対する感性が鋭いと、なんだか得をするような気もしてきました。本を読むのはその一環ですね。
本書を読む時間、楽しい時間でした。
【ことば】役人はあまり仕事をしてはいけないんだそうです。出ず引っ込まず、目立たず、「仕事をしているフリ」が一番なんだそうで...
言葉の面白さを追求する著者も、官僚、政治家に対してはちょっと厳しい。そこがまたスッとする、痛快な気分にさせてくるんだね。アナウンサーの軽微な間違いとか、(笑える、ではないが)イチローの言葉が好き、なんてところは著者の庶民性、人間性が垣間見えて、なんだか距離が近い感じ。
紙の本声に出して笑える日本語
2017/09/20 17:59
時代を感じる。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まあ時代を感じるのが落語といえばそうなんだが。
「談志が死んだ」から入ったので、著者の書き方には少し慣れた。
楽屋オチが多いのは当然なんだが、今や大師匠となったあの人とかあの人の思いがけない若いときの姿が見えるのが楽しい。
紙の本声に出して笑える日本語
2016/04/16 17:03
要するに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽屋ネタ
高すぎる
電子書籍声に出して笑える日本語
2017/04/17 20:44
期待はずれだった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ladybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
声に出して笑える、というタイトルに惹かれて購入しましたが、ほとんど笑えませんでした。アナウンサーの言い間違い、高校生とのエピソードは無理しちゃってるかんじ、上から目線に感じられる「俺は落語家」、噺家は偉いんだという文章がなんだか鼻に付きました。
失礼なタクシー運転手をやり込めたエピソードも、笑えるというよりあざとく嫌らしい人間性を見た気がしました。こんな話を自慢げに書くなんて、人格を疑います。
評価が高いので、まとめて続刊も購入しようと思っていましたが、一冊で十分でした。
紙の本だったら、古本屋さんに売れたのに、電子版は外れても削除しかできないのが残念なところです。