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ツァラトゥストラ
「人類への最大の贈り物」「ドイツ語で書かれた最も深い作品」とニーチェが自負する永遠の問題作。神は死んだ?超人とは?……。キリスト教の道徳を激しく批判し、おごそかさや重さをせせら笑い、歌い、踊る。軽やかでカジュアル! これまでのイメージを覆す、まったく新しいツァラトゥストラの誕生!
ツァラトゥストラ(下)
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ツァラトゥストラ 上
2016/02/15 00:46
自分で考えろ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:(ry - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、比喩が多くて理解に苦しむところが多いです。しかし、ツァラトゥストラの「自分で考えろ」という力強い精神が感じられるようなそんな本です。
また、この古典新訳文庫版の訳に関してですが、平易な日本語を使うように心がけてらっしゃるようで非常に読みやすい訳です。しかし、一部平易な言葉を使ったために逆に分かりにくくなっている部分もありました。
例えば、「私は」、という訳があって私にはこの言葉の意味が文脈からも取れませんでした。すると、案の定訳者のあとがきで訳者の方がおっしゃることには、この「私は」というのはドイツ語の「イッヒ何とか」という言葉を訳したものらしく定訳としては自我と訳されるドイツ語らしいです。カッコ書きで「私は」と言われるよりも自我と言われた方が多分意味が分かりやすかったような気がします。変に平易な言葉を使おうと力んでしまったように思われました。
ですが、それ以外はとても読みやすく、堅苦しい感じの似合わないツァラトゥストラにはうってつけの訳だと思います。

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