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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 9件

永遠の出口

著者 森絵都 (著)

「私は、〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋……。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

永遠の出口

税込 556 5pt

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (6件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)

永遠の出口

2006/07/01 22:53

こんなに胸が痛くなる小説はめったにない

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よし - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公紀子の小学校から高校までの幼年期から青春期、大人へ移行するまでの生活が描かれている。仲間はずれにした友達のこと。中学を前に分かれて行った友達のこと。自分がいじめに合い、はずれていったこと。崩壊する家族のひととき。そして、大人へと成長すること。永遠とは何なのか。永遠の出口、それは大人になってわかる事なのだ。
こんなに各章がそれぞれに味わい深い短編を読むように、切なく痛い、そして胸がキュンとする小説は少ないと思います。
この小説は最初に書いたように、成長とともに出会う、ひとコマや別れの情景や外れていった自分の感情や、初恋とも呼べる人との出会いと別れ、家族旅行、そして方向を決定付ける高校3年から卒業式の1日など、どれも粒揃いで涙し、胸が痛くなる小説です。
かといって、決してじめじめしたものではありません。青春とともに忘れ去っていった自分の姿とだぶって紀子という主人公を観ているからだと思います。
本当にダブるんですよね。仲間はずれにしたことやされたこと。仲間から外れていく過程など。誰もがどこかで見た光景なのです。そんな情景を森さんは見事に作品に出してくれました。
永遠はどこにもない。太陽だって命の限りがある。そのことを知った紀子は永遠という言葉の嘘に気付くのです。そう、それは大人になるっていうことなのですよね。
いつまでもこのままでいたい、いて欲しい。そう願いたいけど永遠はない。
だからこそ、大人になって、辛いことがあっても、限りある日々を大切に生きなくてはと、主人公はいっているような気がします。
「永遠の出口」とは大人への入り口なのですね。
作者は児童文学出身。そう意味では中学生ぐらいから大人まで幅広く読んでみてもらいたい作品です。
もう一度いいます。こんなに胸が痛くなる小説はめったにありません。

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永遠の出口

2006/03/02 11:47

思い出も大事でも今も大事

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:遊子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひとりの女の子の小学4年生から高校を卒業するまでの成長を描いた
連作短編集である。解説で北上次郎さんも書いているが、
卒業するまで何にもなかったなと今ではすっかり忘れているが
こんなにも多くのことが、感情のもつれと不安と怒りが、
その日々にあったことをこの小説は思い出させてくれる。
小学生のころ、友達のお誕生日会にお呼ばれした。そのプレゼントを選ぶために
500円を握り締め、ファンシーショップに行ったこと。しかも、500円の文房具を
選ぶのに1時間も2時間も吟味して、「リボンをかけてください!」と言うときの満足感。
小学生にとって先生は絶対の存在。先生の言うことはいつも正しいと信じ
逆らうなんて選択肢さえ持ち合わせていなかったあの頃。
かと思うと中学になると絶対の封建社会で先輩こそが従うべき絶対君主だったこと。
そういえば、私も中学生のころ先輩に呼び出されたことを思い出した。
たいしたことはないことだけど、そのころ私の中学では靴下は白。
ワンポイントまでならOKだった。それで、ワンポイントの靴下を履いていた私は
髪の赤茶けた、1年生でも名前をフルネームで知っている有名な先輩に
呼び止められたのだ。
「ちょっと、そこの1年。ワンポイント履いてるけど1年はダメなの。
私たちも1,2年のころ我慢したから今履けるんだから。わかった?」
別に怒るような口調でもなんでもない。でも、こんなことで当時の私は
ビビリあがり、必要以上にでっかい声で「すいません!」といってあやまった。
今思うと中学生なんてほんの子どもなのに、あの当時は1つ学年が上なだけで
ずいぶん大人に見えたなあ、とほほがゆるむ。
だれもが通過してきた小学生、中学生、高校生時代。それぞれのステップがあって
それぞれの時代にはそれぞれの倫理や譲れないものがあった。
今思うとなんでもないこと。でも当時の私には大問題。
ああ、もうあの時と同じことをしてもドキドキしないんだなと思うと
寂しくもあるけど、10年後20年後、今の私を思い出して同じ思いを抱くかもしれない。
そう思うと、今私がドキドキするものを大切にして、そのドキドキを
味わいつくそう。そんな気持ちになった。
だから、10年後20年後もずっと手元において、ときどき読み返してみよう。
そう思える小説。

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永遠の出口

2011/11/10 21:58

人生の再現。追憶。

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る

「児童文学」を書く人らしい。その著者が「大人向け」に初めて書いた本。小学校から中学、高校へと多感な時期を、「大人になった今」という時点から振り返るように、しかしながら微細な心理状況も含めてリアルに綴った物語。

おそらく10代における時間は、人が最も能動的にも受動的にも刺激をうける時期であろうと思う。ここで重ねた経験(酸いも甘いも)が、その後の人間形成に大きな影響を与えるものであろう。と、今でこそ思うけれども、当然ながらその当時は「今」を考えることでせいいっぱい。それこそ「10代」であって、子どもの理屈でも大人の理屈でもない世界を歩いている時期なのだと思う。

本書では、その時代の大きな環境である、学校、友人、家庭、家族の中で、必死にもがいている女性を描く。学校という「社会」に接して、それまでの家庭という世界から広がる行動範囲。自分とは違う環境があることを知る、受け入れる。受け入れられないことに直面した時の心理。出会い、別れ。恋愛。もはや過去のことになって、意図的ではなくとも自分の中に封じ込められた「その時」が、淡くよみがえる。

今の自分の立場からすれば、自らの追憶を重ねるとともに、次の世代、この時期に差し掛かろうとしている子どもたちに思いをはせる。本書の中にも家族の記述が少なからずあるが、幼いころと、10代、そして大人になったときに、「家族」に対する見方は変わってくるのは当たり前。今は、そういう「変わろうとしている」子どもたちに対してどういう親であるべきか、ということまで考えながら読んだ。

もちろん自分の子どもであっても、自分の「所有物」ではなく、一人の人間であり、その存在、立場を尊重することは、自分の信条であることには変わりはない。信じて愛して見守って...それだけしかできないが、それが役目でもあると思っていたりする。

物語の中で、主人公はいくつもの出会い、別れを繰り返し、「大人」になっていく。経験により成長していく、というのは、大人になってから振り返って初めてわかることであるが、本書の構成自体が、「振り返り」という大枠の中で進んでおり、「今」という時制が二つ進行しいる手法が、大人である読み手に心地よい追憶感を与えてくれている。順風満帆なストーリーではなく、小さな「事件」が度々起こるのだが(小説だからね)、そのたびに傷つきながら乗り越えていく若者の姿が爽快に映る。同年代の著者、舞台となる地域も親近感があり、「次は次は」と気になってどんどん読み進められた。「初対面」が大人向けのものであったけれども、次は著者のオリジンである「児童文学」を読んでみたい。

【ことば】どんなにつらい別れでもいつかは乗り切れるとわかっている虚しさ。決して忘れないと約束した相手もいつかは忘れると知っている切なさ。多くの別離を経るごとに、人はその瞬間よりもむしろ遠い未来を見据えて別れを痛むようになる。

「また会おうね」という言葉に含まれる意味が、子どもの頃と今とでは違ってきていることに気がつく。もちろんその言葉に込められる思いは嘘ではないが、「多分...」という「経験則」もそこに含まれていることに。これが大人になるってことなのか。純粋さの喪失?でも、いつまでもその言葉、思いを信じていることも、すごく大事だと思う。

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