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6件
鈍感力
著者 渡辺淳一
シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!? 医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、源になる才能だと説き明かす。恋愛関係、夫婦生活、子育て、職場、環境適応能力……。様々な局面で求められる鈍感力とは何か。先行き不透明な現代を生きぬくヒントが満載。ミリオンセラー、待望の電子化。
鈍感力
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鈍感力
2010/06/02 09:42
正しい鈍感力とは
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成19年(2007年)、当時自民党の支持率が低迷するなか、小泉純一郎前総理が「目先のことに鈍感になれ」と使って一躍脚光を浴び、たちまちミリオンセラーになった渡辺淳一の『鈍感力』が文庫化された。
それにしても、あれからわずか3年、いったい何人の総理がこの国の舵取りをおこなったのだろう。そのたびに期待はあれどもたちまち馬脚を露わし、国民を失望させてきた。政権が変われども、同じである。
今回の文庫化にあたり、渡辺氏は「政界などで問題を起こしながら平然としている政治家」を「鈍感力のある政治家」と呼ぶのは正しくない、「長い人生の途中、苦しいことや辛いこと」など「気が落ち込むときにもそのまま崩れ」ない「したたかな力を鈍感力」というのだと改めて書いている。
ただし、一国の総理は、国民の悲しみ、政治のありよう、この国の未来に、鈍感であってはならない。正しい「鈍感力」をつけて、ことにあたってもらいたい。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。
鈍感力
2013/01/13 15:33
鈍感になることより過敏にならないことかな
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:生駒 貴弥登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
聞きなれない「鈍感力」の言葉。最後まで読まないと、誤った言葉の使い方になるでしょう。
敏感であることは大切ですが、バランスが崩れると敏感であることがマイナス要因になるから「鈍感力」を身につけなさいと理解しました。今の世の中を生きるのに必要なことです。
女性についての記述は的を得ていますね。肯くばかりです。これを読めただけでも儲けもの。
そして人間は完璧ではありません。偉大な先生でも、こんな駄文を書くことがあるのかの発見もありました。しかし先生に怒られますね。「鈍感力」を身につけろと。
鈍感力
2013/05/04 02:10
なるほど…
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
落ち込んだり、考え事のループから抜けられない時に読むとスッキリします。
「鈍い」と「鈍感力」とは違うのだなと。