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9件
リバー
著者 奥田英朗
《「本の雑誌」が選ぶ2022年度ベスト10 第一位!》
同一犯か? 模倣犯か?
群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見!
十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。
かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。
娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。
若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。
十年分の苦悩と悔恨は、真実を暴き出せるのか――
人間の業と情を抉る無上の群像劇×緊迫感溢れる圧巻の犯罪小説!
リバー
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2024/06/28 10:53
浮かび上がるもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが奥田さんの長編、な読み応え。最後で、一連の事件の全容が見えてくる。退職した刑事が死ぬのを覚悟して容疑者の一人から聞き出した話、スナックのママが思い出した10年前事件の詳細を店で記者が話してた時のこと、容疑者の一人の別人格が語るここ数か月の連続殺人のこと。事件を追う刑事たちや新人記者、10年前の被害者の父などたくさんの目線で語られるけれど、本人は最後まで語らない。それは聞けないのかと思ったけど、そのやるせなさはすでに刑事たちが調べあげるその生い立ちや行動、身近にいた人たちが感じたことに表れているのかもしれない、とも思った。
2023/04/29 13:36
間違いない
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hon10 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりに高く、あまりに長いので、ずっと躊躇っていました。でも、買って良かった!一週間かけて、じっくりと堪能。幸せな時間でした。若い女性の全裸死体が発見。犯人は誰だ!?・・という、珍しくもない内容。しかし、そこを読ませる、さすがの力量。『空中ブランコ』以来遠ざかっていましたが、続けて『罪の轍』も読みます!
リバー
2022/12/30 09:37
重厚な
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひさひさにみる奥田さんの本。
ハードカバーの本はじっくりと読みたいのですが、あと少しあと少しと
ついついページが進みます。