電子書籍
カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」
著者 室橋裕和
【どこにでもある「インドカレー店」からみる移民社会】
いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。
そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか?
どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか?
「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。
おいしさの中の真実に迫るノンフィクション。
【目次】
はじめに 「ナン、おかわりどうですか?」
第一章 ネパール人はなぜ日本でカレー屋を開くのか
第二章 「インネパ」の原型をつくったインド人たち
第三章 インドカレー店が急増したワケ
第四章 日本を制覇するカレー移民
第五章 稼げる店のヒミツ
第六章 カレービジネスのダークサイド
第七章 搾取されるネパール人コック
第八章 カレー屋の妻と子供たち
第九章 カレー移民の里、バグルンを旅する
おわりに カレー移民はどこへ行くのか
カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/04/25 09:59
インドカレー屋の話は前フリにすぎない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:温泉春巻ロールスロイス - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドカレー屋の話は前フリにすぎない。日本の食文化史にだけ興味がある人は後半は期待はずれかもしれないが、本書の価値は後半の「カレー屋の子どもたち」についてのルポのほうにある。
2024/05/12 22:39
「インネパ移民」の実態をルポした1冊です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、国内のどこでも見掛ける「インド人、ネパール人が経営するカレー店」。当書は日本でカレー店を展開する「インネパ移民(インドもしくはネパールから来日した移民」をクローズアップし、著者が実際にお店に足を運んで実態を探ったルポ記です。
様々な視点からインネパ移民を調べ上げて行きます。飄々とした感じの軽めの文面が特徴の、今売れている新書の1つになります。こういう書籍がヒットするのか、と思いながら読み進めました。面白かったです。