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英国マザーグース物語
19世紀、大英帝国の首都――ロンドン。偉大な探検家である当主が亡くなり、長男が爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。長女セシルはといえば、子爵家の未来のため、顔も知らない相手と結婚することが決まっている。だが、好奇心旺盛な彼女は、結婚までの一年間、“新聞記者”になるという前代未聞の行動に出た! 「子爵令嬢」という正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れたのは……!? 大ヒット、ヴィクトリアン・ミステリー!
英国マザーグース物語6 花咲けるきみと永久(とこしえ)の歌【電子特別版】
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英国マザーグース物語6 花咲けるきみと永久(とこしえ)の歌【電子特別版】
2013/12/18 21:22
電子版限定のボリュームがすごい!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいすきなシリーズでしたが、こちらで完結。雑誌「コバルト」でのみ、中篇2編が掲載されるのは知っていたのですが…パッケージとして持っておきたかったので、電子版を購入。手に入らなかったSSも3本収録されていて大満足です^^
SSは、短いながらも完成度が高く、キュンとしただけでなく、謎解きも楽しめます。
続巻が出て欲しいものですが、ひとまずこちらで大満足です。
2013/12/15 23:10
バラは赤い スミレは青い ピンクは優しい 君も優しい
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さるきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストが綺麗だったので表紙買い。
よくある男装主人公のストーリーだと思ってたら、最初から相手に女の子であることがバレてるっていう設定。
普通は相手にバレそうなハラハラを楽しむところに男装の面白さがあるけど、
セシルは「わたし演技うまい!」と思い込んでいて思いっきり女の子の話し方しちゃっていて、それを全て承知の上でのジュリアンとの会話はなんだかかみ合っているけどかみ合っていない感じがすごくニヤニヤできる。
そもそもマザーグースってなんぞや!という感じだったのでggったら童謡の
ことなんですね。ロンドン橋落ちた、とかそんな感じ。日本でいう、わらべうた的な。
お話のひとつひとつに、このマザーグース(童謡)が絡めてあって、それもまた興味深い。
1巻第1話(?)では「バラは赤い」というマザーグースが登場するんだけど、
このお話がすごくよかったなー。
気になって調べたらビートルズの「Dear Prudence」という曲は、
この「バラは赤い」というマザーグースを元に作られた曲みたいです。本の感想と関係ないですが。
セシルには幸せになってほしいな。
完結してるみたいなのでちょっとずつ読もうと思います。
2013/06/22 14:32
コバルト文庫侮るなかれ
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
児童向けというより、しっかり大人が読んで面白い作品となっている。
恋愛、ドレス、イギリス、貴族、男装、美形の眼帯・・・と少女の喜ぶツボ(?)をおさえていながら、キャラクターの心理描写も優れているし、なにより「マザーグース」の扱いが上手。
なんとなく、お飾りとしてマザーグースを登場させる小説もあるけれど、しっかりと絡んでいて感心させられる。
時代背景もよく調べられており、「へ〜そうだったのか〜」みたいな事も含めて楽しめる。良質の少女小説でした。早く次巻が読みたい。