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8件
生のみ生のままで
著者 綿矢りさ
「私たちは、友達じゃない」25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。東京へ帰った後、逢衣は彩夏と急速に親しくなった。やがて恋人との間に結婚の話が出始めるが、ある日とつぜん彩夏から唇を奪われ、「最初からずっと好きだった」と告白される。彼女の肌が、吐息が、唇が、舌が、強烈な引力をもって私を誘う――。綿矢りさ堂々の新境地! 第26回島清恋愛文学賞を受賞した鮮烈なる愛の物語。
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2020/11/23 18:13
ただただ惹き込まれる
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近になって百合小説を読み始めたのですが、この作品は本当に飛び抜けています。私の中のイチオシです。
お互いに大切な恋人がいて、何の関わりもないと思っていた逢衣と彩夏。しかし、彩夏の一途に惹かれる思いに徐々に引き寄せられていく逢衣…。二人の関係が本当に尊くて、あぁ…錦矢先生ありがとうと心の中で何度も思いました。この先の展開が、とても気になることも違いなし…!
百合小説、ちょっと気になるという方に是非是非オススメしたい1冊!
2020/07/27 12:35
読書熱を再燃させてくれた
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こふぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
しばらく、小説(特に恋愛小説)から離れていましたが、この本で読書の楽しみを思い出させてもらいました。
逢衣と彩夏の情熱的な恋愛模様に目が離せませんでした。
2024/04/06 01:11
恋が恋のまま愛に浄化
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本が好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる恋としてのクライマックスを上巻で迎えたなら、下巻は現実的なのにドラマチックな展開。現実こそがドラマともいうのかな。恋したまま愛に浄化されるプロセスは、眩しいまでに美しく、愛する人を大切にしたくなったり、恋し直したりしたくなる作品。何回も読みたい。

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