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5件
獄門撫子此処ニ在リ
著者 伏見七尾(著) , おしおしお(イラスト)
その乙女、化物を喰らうさだめ――。
これが応募総数1469作品の頂点。
第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作!
獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖されていた。
そんな凶家の末裔たる乙女――獄門撫子は、化物を喰らうさだめの娘。
荼毘の炎から取りあげられた、このうえなくうつくしく――このうえなく、忌まわしい娘。
しかし……
「撫子か。なるほど、その名の通り可憐だな。」
このうえなく奇妙で、胡乱で、美しい女――無花果アマナ。
自らを恐れもせずに笑う彼女との出逢いが、撫子を変えていく。
花天井に潜むもの。箱詰される人身御供。学園にあざなえる呪い。人を幻惑するけもの。かたちなき化物。
次々と怪異に挑むうち、二人はやがて目を背けていた己そのものと対峙する。
「あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに。」
鬼の身体にヒトの心を宿す少女と、ヒトの身に異形の魂を抱える女。
二人のつむぐ縁が、血の物語の封を切る。
TYPE-MOON武内崇氏も認めた、おそろしくもうつくしき、少女鬼譚。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
獄門撫子此処ニ在リ 3 ~修羅の巷で宴する~
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獄門撫子此処ニ在リ 2 赤き太陽の神去団地
2024/06/18 01:15
洗練
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻の時はかなり雑然としたスタートな気がしたけれど、
かなり整頓されて
想像より遥かに仕上がった作品になった印象。
敵がしっかりと
主人公と対称性を持っていて
「獄門撫子」というキャラクターを浮かび上がらせてくれる。
作中の道具とかの和風のネーミングのセンスも個人的なツボ。
獄門撫子此処ニ在リ 1
2024/01/13 01:29
大賞小説此処ニ在リ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大賞らしいスケールと世界観で送る獄道活劇。
シスターフッドも盛り盛り、
短編連作の形になっていてテンポよく読める。
この作品の1ページ目からはじまったようにも感じる
キャラクター造形の薄さはちょっと気になったけれど。
もう続巻の刊行も決まっているようだから、
そこでの掘り下げに期待するか、
この1作で満足感もある作品でもある。
2024/10/30 19:06
感想
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらんくうざ - この投稿者のレビュー一覧を見る
撫子と芍奈の関わり合いと、互いの主従?の様子が面白かった。
芍奈、次どう出てくるんだろう?