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ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)
著者 宇都宮直子
私は今日も、担当に愛を課金する――
「彼がわたしの王子です」
きらびやかなシャンデリアの下、薄化粧をした男性の隣でこのうえなく幸せそうな微笑みを見せる彼女は、今晩“王子”のために、いくら課金するのだろうか――
緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機で同い年のホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して「ホス狂いシェアハウス」に居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの“彼女”の座を手にした女王。
「シャンパンタワー代はママにカンパしてもらいました、もちろんパパにはナイショです」とはにかむ「実家通勤ホス狂い」。
パパ活で、風俗で、AVで・・・・身を粉にして稼いだ大金を、彼女たちはなぜホストに捧げるのだろうか。お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。そして行き着く先はどこなのか。日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。
ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)
06/26まで通常990円
税込 693 円 6ptこの著者・アーティストの他の商品
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ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)
2022/09/25 15:52
これぞ体当たりルポ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:WAST - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホストという存在はメディアおける露出が多いものの、いわゆる一般的な男性にとっては実態が謎の職業だった。
「実際にホストクラブに行っても相手もこまるだろうし・・・」という感じで調べるわけにもいかなかった。ましてやホス狂いと呼ばれるヘビーユーザーの実態は更にわからないものだった。
この新書の著者は歌舞伎町に住むという方法をとり、ホストとホス狂いの実態に迫っていく、最初は冷静なつもりだったユーザーが”狂い”になってしまう過程もルポしていて非常に身につまされる。
また、シャンパンタワーの職人さんにも取材があり、こちらも興味深いものとなっている。
ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)
2025/06/01 22:39
興味深い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホスト狂いの実情が、詳しくルポされていて、興味深く読むことができました。現代社会の一面が、よくわかりました。
ホス狂い 歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る
2022/08/21 22:56
著者の雑誌記者魂が伝わる、体当たり取材記です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホストクラブに通い詰め、ホストにのめり込む女性客の実態を、著者が体当たり取材したものを書籍化した1冊です。
より良い記事を書けるよう、実際に東京新宿・歌舞伎町に定住までした著者の雑誌記者魂が伝わる、読み応えある内容でした。女性客とホストの人間模様が、体当たり取材した文章からこちらによく伝わりました。