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人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)
著者 富坂聰
ドラゴンズは「不条理」を学ぶ教科書だった。
球団史上初の「3年連続最下位」で2025年シーズンを迎える中日ドラゴンズ。井上新監督による再出発をドラファンは注目する一方、“どうせドラゴンズは…”と達観(諦観)の目で見ているファンも少なくない。
それというのも、強かった時も弱かった時もファンは「残酷な思い」を味わい続けた歴史があるからだ。
そんな屈折した思いを、ファン歴半世紀の拓殖大学教授・富坂聰氏が綴る。日中問題の専門家による「中日(ファン)問題」とは──。
●強くても嫌われ、弱くても蔑まれてしまう中日ファン
●長嶋茂雄と松井秀喜の花道を邪魔した「KYなチーム」
●名選手でもオールスターに選出されない「田舎球団の悲哀」
●「ナゴヤ・アズ・ナンバーワン」「名古屋ファースト」のファン心理
──そんな“悲哀”を味わっても、“冷たい視線”を浴びても応援するファン。そうした「残酷さ」を含めてドラゴンズは魅力的だからである。
巻末には「ウーやん」こと宇野勝氏と著者による爆笑スペシャル対談「ドラゴンズと名古屋にどっぷり浸かった私たち」を収録!
(底本 2025年4月発売作品)
人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)
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2025/04/29 21:24
中日愛が溢れ出る、自虐的な内容です。
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
無論、私も中日ファンなので、迷わず即決で購読しました。
長年、中日ファンを続けてきた著者の中日愛が溢れ出た内容の1冊です。
決して、巨人のような人気球団ではない中日。主役に躍り出ることが極めて稀な中日を、まるで自虐ネタかのように褒めちぎる、他球団ファンからはそう思われそうな内容になっています。他球団ファンの方々が当書を読んで、中日の良さに少しでも気付いて頂けたら幸いです。