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空飛ぶ卵の右舷砲
著者 喜多川信(著) , こずみっく(イラスト)
その回転翼が終末世界を切り拓く。
人造の豊穣神・ユグドラシルによって繁栄を極めた近未来。人類は植物を自在に操り、時にはビルさえ“育てていた”。そんな文明絶頂期の中で、『大崩壊』は起きた。世界人口の半数以上が死に絶え、各地ではあらゆるシステムが麻痺。さらに突如現れた樹獣、樹竜と呼ばれる異形の怪物たちによって、人類はあっという間に地上から追放され、その拠点を人工の浮島・海上都市へと移した。
『大崩壊』から数十年。小型ヘリ<静かなる女王号>を操り、樹竜狩りを生業とするヤブサメ。彼は妹が患う奇病を治すため、師であり相棒でもあるモズとともに仕事をこなしながら、日本各地を飛び回っていた。そんな中、二人は東京第一空団副長セキレイの窮地を救い、その腕を買われて旧都市・新宿での大規模探索作戦への同行を依頼される。彼らを必要とするセキレイはヤブサメにこう囁きかけた。
「この作戦の成功は、キミの妹の病を治す事に繋がるかもしれない」
しかし新宿は「帰還不可能」とも噂される、Sクラスの危険地帯。割に合わないと、モズは難色を示すのだが――
これは鋼の翼と意志で空を駆り、樹竜を狩る者たちの物語。第12回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
空飛ぶ卵の右舷砲 3
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空飛ぶ卵の右舷砲 3
2019/10/08 01:41
南大阪
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母校の小学校の校歌に「石川」が入っていたくらいに地元の者です。
今回は動かないタワー級が最初から登場。
いろいろな姿で翻弄してきます。
いろいろな立場の人の、
いろいろな感情の交わりがあって読み応えの1冊でした。
八尾は「やつお」でなく、「やお」だと思う。
空飛ぶ卵の右舷砲 2
2019/02/19 01:37
無謀と事故の第2巻
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アクションはヘリのみに非ず。
全体的に作者の渋い趣味が反映されている気がしなくもないけれど。
今回はヤドリギに関するエピソードがかなり進行。
決着はまさに捨て身の一撃。
空飛ぶ卵の右舷砲 1
2018/10/11 01:08
貴重な貴重なヘリコアクション
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「空」というのはいつでも魅力的な舞台なのだけれど、
魅力的であるがゆえに自由すぎる使い方をするファンタジーが多い。
本作は、実在するヘリコプターの性能を踏襲して、
真正面から空中戦に取り組んでいる。
設定上、これ以上高性能の航空機が突然登場したりしなさそうなのが、
さらに良。

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