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脱藩さむらい
著者 金子成人
『付添い屋・六平太』に続く新シリーズ!
香坂又十郎は、石見国、浜岡藩城下に妻の万寿栄と暮らしている。お役目は、市中警護、犯罪の取り締まりや犯人の逮捕に奔走する奉行所の町廻り同心頭である。田宮神剣流の使い手であり、御前試合で十人抜きを果たした剣の腕を買われ、斬首刑の執行も行っていた。
浜岡藩は、海に恵まれた土地でもある。漁師の勘吉と釣りに出かけた又十郎は、外海の岩場で脇腹に切り傷のある水主の死体を見つける。浜で検分を行ったいたところ、大目付の下知により、死体は持ち去られてしまった。又十郎の義弟兵藤数馬は、水主の死について不信を抱いていた。数馬によれば、水主の正体は、公儀の密偵ではないかというのだ。後日、当然城内に呼ばれた又十郎は、謀反を企んで出奔した藩士を討ち取るよう命じられる。追うべき藩士の名は、兵藤数馬であった--。追討をしくじれば、罪は縁戚にも及ぶという。又十郎の重く孤独な追跡行が始まる!
脱藩さむらい
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2020/07/03 10:07
脱藩さむらい
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
藩命により義弟・数馬を上意討ちした岩見国浜岡藩・香坂又十郎は藩に復帰することもかなわず料理屋で働きながら藩の命を待つ。妻に逢いたいという願いを叶えるため目付の嶋尾久作の手先となる。
ある日浜岡藩に抜け荷の疑惑が浮上する。その事実を調べるうちに浜岡藩の大きな病巣が浮かび上がる。香坂がとった行動は・・・。そして香坂は無事に妻と逢い藩に戻れるのか。
シリーズだったことを知らなかったため、最初から読んでいればもっと面白く読めたかと思います。