電子書籍
風の向こうへ駆け抜けろ
著者 古内一絵
爽涙!スポーツ小説の大傑作、待望の文庫版を電子化!
芦原瑞穂(18歳)は地方競馬界にデビューした、数少ない女性騎手。敬愛する亡き父親への思慕から競馬界に身を投じた。だが、彼女の受け皿となったのは今にもつぶれそうな「藻屑の漂流先」と揶揄される寂れた弱小厩舎。そこにいる調教師、厩務員たちは皆それぞれが心に傷を抱え、人生をあきらめきったポンコツ集団だった。
弱小厩舎のため強い競走馬も持てず、さらなる嫌がらせを受け、困っていた矢先に出合った一頭の馬。虐待により心身共にボロボロだったこの馬も懸命な介護と歩み寄りにより、生まれ変わったかのような素晴らしい競走馬に変貌を遂げる。当初は廃業寸前だった厩舎も、瑞穂の真摯な努力と純粋な心、情熱から、徐々に皆の心は一つとなり、ついには夢のまた夢である狭き門、中央競馬の桜花賞を目指すまでになる。が、その行く手には様々な試練が待ち受ける。温かな絆でつながった彼らの運命は…?
偏見、セクハラ、虐待、裏切り、老い…。様々な理由から心に傷を抱え、人生をあきらめかけている人間達の起死回生ストーリー。人は何歳からでも成長できる、そして人生はやり直せる。すべての方々に読んでいただきたい、人生への応援歌となる1冊です。
風の向こうへ駆け抜けろ
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2021/12/11 13:30
競馬をほとんど知らなくても入り込める!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
競馬はよく分かりませんでしたが、読み進めて行くうちに著者の鮮やかな人物描写と世界観にぐんぐんと引き込まれました。特にレース中は馬に乗っているかの様な、駆け抜ける強い風を感じました。古内一絵さんが好きな人、ウマ娘で競馬に少し興味が出てきた人、ドラマ化が気になる人、購読を迷っている人には是非にと勧めたい一冊です。
2023/04/01 20:27
彼女たちの挑戦は私のこころを熱くさせる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜花賞に出走した芦原瑞穂と「フィシュアイズ」。緑川厩舎には、良血馬「ティエレン」がやってきた。皮肉にも瑞穂が鞍上の「ティエレン」と「フィシュアイズ」が対決する。それぞれが過去を克服しながら、瑞穂、緑川厩舎、「フィシュアイズ」の挑戦は心地よく読み進めます。
2023/04/01 19:50
芦原瑞穂と緑川厩舎とフィシュアイズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
請われて関東から移籍して広島の鈴田競馬場でジョッキーとしてデビューする芦原瑞穂。その配属先は「藻屑の漂流先」緑川厩舎。瑞穂の情熱で化学変化か生まれる厩舎の面々。関東で調教で壊された「フィシュアイズ」。どん底からの彼女らの挑戦が、こころ暖かく読み進めます。
2022/02/26 16:19
競馬歴1年には大満足
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akinori-m - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKのドラマを先に見て、感動したため本書を購入しました。
ドラマとは若干ストーリが違う個所もありますが、ドラマを見て感動した型にはぜひ小説も手に取っていただきたいです。
このストーリーは、地方競馬の弱小厩舎から、ある女性騎手と馬との出会いによってJRAG1を目指すものとなっています。競馬ファン歴1年に満たない僕にとっては、とても感動するストーリーでしたし、競馬に関する知識も同時に得られました。
しかし、ファン歴の長い方ですと、ストーリーが現実的でなく、きれいごとにしか感じられないのかなと思います。競馬が人生のすべてという方にはお勧めしかねるなと思いました。
紙の本蒼のファンファーレ
2017/08/08 17:27
感動の競馬小説
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タツヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中央競馬所属馬が地方競馬に訳あって転厩し、厩舎の努力と熱意で、地方所属のまま再中央のグレード競争に挑戦する感動の内容でした。女性騎手がクローズアップされ、内容の描写もリアルで競馬ファンの私は一気に読み切りました。競馬ファンでなくても、楽しめる筋書きだと思います。前作の競馬小説も併せて読みました。出来れば、三作目が執筆されることを期待しています。
2017/07/22 18:48
後半は一気読み
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
競馬が題材の小説は珍しい。私は全く馬に興味はないが、引き込まれた〜。文章は読みやすいので、読書初心者にもオススメ。一気読みがオススメだが、後半は、必然的に一気読みになっちゃう。面白い。特に、最後15ページはきっと読むのが楽しみって心理になってるはずです。
2021/12/13 12:00
華やかな職業の裏では・・・
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
藻屑の漂流先といわれる鈴田競馬場の緑川厩舎。フィッシュアイで中央競馬会のG1に挑戦するもあえなく惨敗を喫す。そして翌年、有名な馬主が血統のいい馬ティエレンを緑川厩舎に預託してから厩舎に活気が戻る。ティエレンの馬主はフィッシュアイとの対決を望み、鞍上には何故かフィッシュアイの主戦騎手の芦原瑞穂を指名する・・・・・。
騎手という職業の厳しさがよくわかりますね。勝っているうちはいいのですが、一つでもケチがつくとうまくいかなくなるんですね。騎手の瑞穂も自分のためだけでなく、厩舎のメンバーのために勝ちたいと思い始めたことが素敵ですね。ゲンさん、カニ爺、トクさん、誠君とそれぞれの想いがたった2分弱のレースに籠められているのですね。
一時のブームではなく、息の長いブームになればと思います。予定があるのかどうかわかりませんが、次作にも期待しています。
2021/11/19 13:26
地方競馬も面白い?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方競馬の騎手としてデビューした芦原瑞穂。彼女が配属された競馬場で蔭では藻屑の漂流先と揶揄される小さな緑川厩舎であった。預託されている馬も年寄りの馬であったり、勝てない馬しかいなかった。厩舎の士気もあがらず、調教師の光司もパチンコ三昧で、途方に暮れる瑞穂であったが・・・。
女性ジョッキーが主人公の作品はあまりないこともあり、目新しいですね。中央競馬も地方競馬も女性が進出しているので、さらなる活躍を期待します。地方競馬も赤字続きのようですが、いい改革があればと思います。
電子書籍蒼のファンファーレ
2022/01/23 11:38
競馬目線で…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もかが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
通勤の途上、乗り継ぎ駅で、人混みを抜けるときに、大外にでて、とか、内埒いっぱいにとかとか、ケイバ的目線で思考、行動している自分がいます。
困難はあるだろうけど、希望に満ちている未来を見ている happy end は、不条理に満ちた世情を顧みると安心感がある。
電子書籍風の向こうへ駆け抜けろ
2022/01/23 11:31
競馬のバックグラウンドに興味が湧く
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もかが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすい文体で、heart warming な視点で、展開も安心して読み進めやすい。
第二作へ向けてのプロローグ的なところも、初めからあったのか、まだ、続きあるの?という終わり方。
次がでたら手に取りますね。
2018/12/30 14:38
巻末も注目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ネロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性騎手が主人公の競馬小説。巻末には藤田菜七子騎手の文章も載っています。競馬場のターフィーショップにも売ってました。