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4件
夜の向こうの蛹たち
著者 近藤史恵
小説家の織部妙は順調にキャリアを積む一方、どこか退屈さも感じていた。そんなある日、“美人作家”として話題の新人、橋本さなぎの処女作に衝撃を受ける。しかし、文学賞のパーティで対面した橋本の完璧すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまう。織部の興味を惹いたのは、橋本の秘書である初芝祐という女性だった。初芝への気持ちを持て余す織部は、やがて「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。その小さな疑惑は開けてはならない、女同士の満たされぬ欲望の渦への入り口だった……。「第13回エキナカ書店大賞」受賞作家の最新作。
夜の向こうの蛹たち
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2020/07/29 20:00
シュール
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
嫉妬や憧れが詰め込まれた、女同士の話。速水咲子という女性の得体の知れぬ存在感が怖い。結果、翻弄される二人の女性たちの運命は明暗を開けることに。
2022/03/12 17:55
近藤さんの本で初めて読んで近藤さんにハマりました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすい上面白く、今次々と近藤さんの本を読んでいます。
近藤さんてミステリー要素を入れる作家さんなんですね。
しかしミステリーと言っても刑事役はいつも一般人なのがいいです。
刑事、警察が出てくる重苦しさがないので楽しく読めます。
夜の向こうの蛹たち
2022/08/01 09:01
絡み合う女流たち
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
新人、中堅、秘書と文学に携わる3人の女性たちの関係が蠱惑的です。ゴーストライターにパワハラ疑惑と、文壇の内部事情もリアルに綴られていました。