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赤ひげ診療譚

著者 山本周五郎 (著)

幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”と呼ばれる医長新出去定に呼び出され、医員見習い勤務を命ぜられる。貧しく蒙昧な最下層の男女の中に埋もれる現実への幻滅から、登は事あるごとに赤ひげに反抗するが、赤ひげの一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く快作。

赤ひげ診療譚

税込 616 5pt

赤ひげ診療譚

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評価内訳

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赤ひげ診療譚 改版

2009/12/12 19:07

赤ひげの信念とジレンマが登とともに読者を成長させる

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

<あらすじ>
長崎への遊学が終わった保本登。彼は小石川養生所から呼び出され、医院見習いとして住み込むことになった。
本来なら遊学後、江戸に帰ると幕府の御目見医の席が与えられるはずだった登は、ちぐさが遊学の終わりを待てず他の男と結婚してしまったことに傷ついていた。
そして養生所に勤めることになったのは、ちぐさの父であり、長崎遊学の便宜、御目見医への推薦の約束をしてくれた天野源伯と源伯の友人である父らの陰謀だと憤慨した。

医長『赤髭』こと新出去定は、小石川養生所の方針に反発していた登を気にも留めず、外診に連れて出るようになった。
そこでの最下層の人々の苦しみや去定の強靱な信念に触れた登は、去定を慕いだし、精神的に成長し始める。

<感想>
本書は独立した話とそれを貫く時間で構成された連作短編となっている。
淡々と物語が進むのでメリハリがなくなってしまうところを、各話の独立した短編形式となることで、全体のリズムが生まれている。

各話は毎回病を持った人々を診療することで話が進んでいき、登が貧しい人々の最下層から這い上がれない苦しみ、去定の社会への憤りや貧しい人々に力になることができないジレンマに触れることで、毎回成長していく姿を見ることができる。

登の成長の大きな印として印象に残っているのは婚約者だったちぐさと、その妹・まさをを見る目である。
自分の姉妹の見る目の違いに気づいた登は、養生所での経験が自分を成長させたのだと気づいている。

また登の成長の他に、去定の社会への憤りや貧しい人々への思いも見所だと思う。
『徒労に賭ける』では、去定は貧しい人々が起こす罪悪に深い理解を示し、その因を克服する努力がはらわれなければならない筈と説き、しかしそれは徒労に終わるかもしれないと言っている。
この思いが去定の貧しい人たちを救おうとする力となっているにもかかわらず、逆にこのことが去定を苦しめたりもする場合も描かれ、実際にこの状態から抜け出すにはどうすれば……と考えさせられる。

そして『氷の下の芽』には、徒労に終わってしまうかもしれない努力と、そのような去定の生き方に対する、登の答えがある。
それが『氷の下の芽』であり、登もまた『氷の下の芽』を選ぶのである。

本書は何度も読むことで新しい発見が得られるすばらしい作品だと思う。
また時間をおいて読み返したい。

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赤ひげ診療譚 改版

2004/09/24 10:22

必死で生きる庶民と支える医師の師弟に感動

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koitaro - この投稿者のレビュー一覧を見る

名作としてあまりに有名な作品。

時は江戸時代。場所は小石川養生所。長崎遊学から戻った保本登(やすもとのぼる)は、幕府の目見医、御番医という出世街道を歩むはずだったが、小石川養生所の“赤ひげ”と呼ばれる新出居定(にいできょじょう)に呼び出されて、医員見習いを命ぜられてしまう。貧民層の患者を診ることになり、最初は反発していた登は、強く、人間を愛してやまない赤ひげに次第に惹かれてゆく。青年の心の成長と師弟の魂のふれあいを描く傑作。

狂女の話
駆込み訴え
むじな長屋
三度目の正直
徒労に賭ける
鶯ばか
おくめ殺し
氷の下の芽

の8話からなり、1話ずつ独立していながら、登が次第に成長していく過程が見て取れる。

読んでいてとても考えさせられてしまった。人生において、どうしようもない状況、特に貧困によるそれらの問題において、生きる意味とはなんだろうという命題。この書は決して「こうあるべき」などという解答を押しつけずに、あなただったらどうするだろうかと突きつけられる。

それがもっとも出ているのが「鶯ばか」の、ある貧困家庭の一家心中だろう。

「放っといてくれれば親子一緒に死ねたのに、どうして助けようとなんかしたんでしょう、なぜでしょう先生」という一命を取り留めた母親に、「人間なら誰だって、こうせずにはいられないだろうよ」とかろうじて言う登。そして「生きて苦労するのは見ていられても、死ぬことは放っておけないんでしょうか」、助かったとして、苦労が軽くなる見込みはあるのか、との問いに、登は返すことができない。

人間とは苦しくとも生き続けるものだ、などとおこがましいことは言わない。決してこの母親を心から納得させる正解があるわけではない。自分の努力はまったくの徒労に終わるかも知れない。しかし、そういった庶民にこそ医者が必要なのだと、赤ひげと共に「徒労に賭ける」決意をする登。

読み終わった後、自分はどう生きるのか、じわりじわりと考えさせられる良書である。

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赤ひげ診療譚 改版

2016/01/16 17:26

映画から

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

山本周五郎シリーズの一作。療養所での出来事を短編で収めています。
私は黒澤明の映画版から先に見たのですが原作もいいですね。
赤ひげ先生が振り返りやすもとさんと最初に目があうシーンは映画でよく再現されていて三船敏郎すげぇ、、、ってなりました。
映画を見たら原作も見る。原作を見たら映画も見る。
おすすめです。

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