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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 6件

ニシノユキヒコの恋と冒険(新潮文庫)

著者 川上弘美 (著)

ニシノくん、幸彦、西野君、ユキヒコ……。姿よしセックスよし。女には一も二もなく優しく、懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう。とめどないこの世に真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、傑作連作集。

ニシノユキヒコの恋と冒険(新潮文庫)

税込 539 4pt

ニシノユキヒコの恋と冒険(新潮文庫)

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.8

評価内訳

ニシノユキヒコの恋と冒険

2009/03/16 05:28

ニシノユキヒコにまつわる十の話。

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず最初に興味深いと思ったのが、主人公であろうニシノユキヒコが最初の話『パフェー』でこの世を去ったという事である。
常に付き纏う寂しさから逃れられず、死して尚、寂しいと訴えかけるニシノユキヒコ。
そんな彼と関係を持った幾人の女性達も寂しさと隣り合わせだったりする。

絵に描いたような、筋金入りの、言葉が適切でないにしろ正直に言って『女たらし』であるニシノユキヒコの周囲には、常に女性の影があり、それを時には隠さず生涯貫き通す。
そこに不快感を覚えた女性もいれば、特に気にしない女性もいた。
十人十色とはよく言ったもので、十人それぞれが違った形でニシノユキヒコと時間を共にしている。ある時は既婚者で子供もいたり、ある時は自分の上司であったり、ある時は同学年の子であったり、ある時は海の家でナンパした子であったり、またある時は大学の先輩である。
出会いだとか付き合い方、別れ方もそれぞれで、登場人物たちの心理や行動なども個々で、面白い点だと思う。

十の話の中で、ニシノユキヒコは成長を遂げていく。
中学生だった頃から、この世を去る五十過ぎるまでの生涯。
つかみ所のない、悲しい過去を持ち合わせる、何故だかとても女性を惹きつけるニシノユキヒコは、終始謎の存在だ。

ニシノユキヒコは特別男前でもなければ、セックスが格別に巧いというわけでもないが、女性はひっきりなしに寄って来るのだ。
ニシノユキヒコが身に纏うどこか負を思わせる雰囲気が惹きつけるのか、彼の女性を手繰り寄せる技が優れているのか、またはその両方なのかは断言できないが、とにかく女性が寄って来る。

特に印象深かった話は『ぶどう』である。
そこでニシノユキヒコはこの世を去るのだが、最初の『パフェー』とも繋がり、川上弘美の技量にも感心したところである。いくら経験を重ねても、ニシノユキヒコには超えられない、解することができない何かがあった。それも生涯を通して。そしてこの世を去る直前直後でさえも、女性との接触を忘れないところはとても彼らしい点だと思う。

もう一点、面白いと思った点を挙げたいと思う。
それは十の話で共通する点なんだけれども、全ての女性は自ら別れを示しているのだということ。要するに、ニシノユキヒコは最後は女性達から距離を置かれ、去られているのだ。
女性を心から愛せないニシノユキヒコはまた、自身を心から愛してくれる女性にもめぐり合っていない。そうなりかけた事は何度かあっただろうに、一線を超えることはない。

儚く切ない、ニシノユキヒコにまつわる、交情を持った女性の視点から描かれた十の連作集だ。語り手が女性側であるのも一風変わった点であり、本書の主人公はそんな十人の彼女達の記憶から成り立ち、恋をし、冒険を重ねていく。そんな作風も本書の魅力だと言えるだろう。

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ニシノユキヒコの恋と冒険

2006/12/19 22:18

とりとめのない宇宙で居場所を見つける

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森山達矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「切ない」。
この一言以外に言葉が思い浮かばない。
この小説は、ゴースト(幽霊)の物語である。
物語のはじめから(『パフェー』)主人公は「死んでいる」。そうした意味において、この物語は「ゴースト」の物語である。また、ユキヒコの立ち振る舞いは、つねにそこにいるようでそこにいないような感じなのだ。どこか掴みどころがないのである。まさしく、ユキヒコは幽霊なのである。
この幽霊は、おかしな言い方だが、なにかに取り憑かれたように女の子の中に何かを求める。そして、そこになにもないということを確かめるように。そして、自分が無力であることを確認するかのように。
この幽霊の魂は何を求めて彷徨っていたのか。
「膨張する宇宙の外側が何であるかを、知ることができただろうか。生きて、誰かを愛することができただろうか。とめどないこの世の中で、自分の居場所をみつけることが、できたのだろうか?」(p.270)
ユキヒコの霊は、この「自分の居場所」を捜し求めていたのだ。それゆえこの小説は、ある意味題名どおりニシノユキヒコの「冒険譚」なのである。
結局、彼はとりとめのない世界で居場所を見つけることができなかったのだろうか?生きている間、彼は居場所を見つけることはできなかった。だけれども、彼が死んだ後、幽霊となり夏美さんのところへ訪れる。そこで小さな「お墓」を作ってもらう。このお墓は、彼がこの世に存在したという証拠であるし、彼の魂の拠り所となったのかもしれない。
しかし、それが本当に「弔い」となったかどうかは分からない。彼の魂は、次元を変え、未だに居場所を求めてさまよい続けているのかもしれない。彼の「冒険」はまだ続いているかもしれないのである。

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モテすぎてすいません

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

全うな人間関係を築くこともなく、破天荒な生活ぶりに呆れてしまいます。愛した女性たちに見送られながら、この世を去っていくニシノユキヒコは幸せだったのかもしれません。

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