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成瀬巳喜男 映画の面影(新潮選書)
著者 川本三郎
戦前の松竹では「小津は二人いらない」と言われ、戦後の東宝では名作を連打しながら、黒澤作品の添え物も撮った寡黙な名匠・成瀬。「浮雲」の高峰秀子、「めし」の原節子、「流れる」の山田五十鈴、「鰯雲」の淡島千景、「おかあさん」の香川京子……なぜ彼の撮った女優はかくも美しく、懐かしいのか? 映画と昭和を刻む感動的評論。※新潮選書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
成瀬巳喜男 映画の面影(新潮選書)
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2015/09/10 17:31
更なるDVD発売を!
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投稿者:グル―チョ・ハーポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
成瀬巳喜男の映画をもっと観たいと思っているが、DVDで10本程度しか発売されておらず、しかも現在は完売状態。この本を読んで更に成瀬の映画をもっと観たい気持ちが強くなった。また、柳橋と新橋の芸者の説明も興味深く、当方が以前読んだが分からなかった森茉莉の随筆の「義父の妾は新橋出身ではあったが粋だった」という表現の意味が理解できた。川本三郎さんの豊富な知識と鋭い審美眼の解説は非常に参考になる。