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日本原爆開発秘録(新潮文庫)
著者 保阪正康
戦時下で秘密裡に進められていた「ニ号研究」「F号研究」という日本の原爆製造計画。戦局の挽回を期し、軍部が命じて科学者の叡智を集めた研究の全貌とは……。昭和史研究の第一人者が、膨大な資料と関係者への貴重なインタビューをもとに、戦後、原発立国へと舵を切った日本の「原子力前史」を繙き、現代との因果を詳らかにする。『日本の原爆─その開発と挫折の道程』改題。
日本原爆開発秘録(新潮文庫)
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日本原爆開発秘録
2019/04/29 11:58
原子力は人類の脅威
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で戦中原爆開発計画があることは知ってはいたが、本書を読んで詳細を知り驚いた。軍部は、国民のことを何も考えてはおらず、ただ自分たちが勝手に始めた戦争に勝つだけに原爆を欲しがった。しかし、その割には科学者たちの真意に気づかずおまぬけな対応。思わず笑っちゃいました。
しかし、当時の科学者たちの対処についても大いに疑問が残る。いつも犠牲になるのは庶民ばかりを痛感した書だった。